345 議会改革委員会 委員長 報告 (20240419)

[通算HP閲覧回数 81,098回 (2024/4/19現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼昨年度(R5年度)は議会改革特別委員会の委員長として、議会改革推進に向けて努力してきました。そのまとめが議会HPに公表されましたので御報告します十分な議会改革が実現できたかというと、議員定数などもう一歩という項目もありますが、私が議員に初当選した5年前と比較すると隔世の感があります(ちょっと言いすぎかな)。
▼私が最初に取り組んだ議会改革は、 [179議会改革第1弾] 各議員の議案賛否の議会HPへの公表 です(各議会での議案等賛否結果はこちらへ) 。その後も多くの改革に取り組んできましたが、特に重要な成果と思われるのは [253議会改革第7弾] 常任委員会や全員協議会の議事録の議会HPへの公表 です。市民の皆様には、是非とも全議員が参加する全員協議会の議事録をご覧いただきたいと思います。本会議や常任委員会と違って全員協議会では、「そんなこと言って大丈夫なの?」と思わずつぶやいてしまいそうな、丁々発止のやり取りの中に、各議員の市政に対する姿勢がとてもよく現れています

羽島市議会の議会改革の取り組み (羽島市議会HPへ)

333 議員研修-住民協働 (20240126)

[通算HP閲覧回数 78,496回 (2024/1/26現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2024/1/19に海津市議会の議員研修会に参加しました。研修テーマは「住民協働~議員の立場から何をすべきか~」です。講義とグループ・ディスカッションを組み合わせた形式で、日本経営協会の講師である井坂泰茂氏(神戸市生まれ垂井町在住)にご指導いただきました。
▼講義では、住民協働の必要性(背景)として、①行政主導のまちづくりの限界、②住民ニーズの多様化、③人口減少・少子高齢化による自治体の財政難などを挙げられました。
住民協働のメリットとしては、①事業経費の削減、②行政依存からの脱却、③満足度の高い地域づくりなどを列挙されました。
▼また、住民協働の課題としては、①担い手の不足、②住民側の事業遂行能力、③公平性・透明性の確保などを指摘されました。
▼そのような状況を踏まえて、住民協働を促進するための市議会議員の役割は、①専門家・経験者へのヒアリング、②市民団体・住民との意見交換、③議会での質問などであると整理されました。
▼最も重要な、議員は具体的に何をすべきかという点については、議員間のディスカッションに委ねられ、各グループの発表を整理するという形でした。議員によって感じている課題が異なるのですから、それも当然のことでしょう。
▼議論の中で私は、選挙で選ばれた議員の仕事として優先度が高いのは「住民のニーズを把握しその解決策を探ること」であることを確認し、行政では財政難、人手不足などから解決が困難な場合の解決策の一つが住民協働となる、という意見を述べました。
▼さらに、住民協働の促進に取り組む際には、「住民ニーズに応える」ことが第一義的な目的であることを強く意識することが必要であり、行政サイドの狙いや効率性、経費削減などが目的になってしまうと、形式的な住民協働になってしまうのではないだろうか、という疑問も指摘しました。
▼さらに、海津市や羽島市には少子・高齢化が進んだ地域もあり、生涯学習・イベント・子供たちとの触れ合い・地域の助け合いなどにおいて、高齢者の活躍の場を作り出す、つまりは高齢者も巻き込んだ地域の絆づくりの、一つのあり方としての住民協働も考えたい、ということをお話しました。
▼口でいうのは簡単ですが行動することは難しいものです。実際に住民協働に携わっていらっしゃる地域の方々には深く感謝するとともにあらためて敬意を表します。

331 羽島市長選で思うこと (20240112)

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▼何回もお邪魔した輪島、珠洲、和倉温泉。そこを襲った能登の地震。心を寄せることしかできない自分がもどかしい。しばらく更新をお休みさせていただきました。
輪島の高校の様子はこちらからどうぞ → 県立輪島高校の校長の日記

今年11月には羽島市長選挙が予定されています。現時点ではどのような対立軸での選挙戦になるか不明ですが、政治不信の高まりの中、そして羽島市の厳しい財政状況の中、確かな行政手腕を持つ誠実で勤勉な方に市長になっていただきたいものです。
▼前回の2020/11/29の市長選挙は、美容院経営64歳女性候補を堀、近藤、山田、粟津、豊島、川柳、星野、毛利の各議員が支援し、現職を私と南谷佳、藤川、野口、安井、後藤、原、糟谷、柴田の各議員が支援するという、市議会議員がほぼ真っ二つに分かれた選挙戦でした。( 152 羽島市長選挙は松井市長3選 (20201129) )
▼このような選挙戦になった背景には、市長選挙約2ヵ月前の市長不信任案提出 ( 141 羽島市長不信任決議案が提出されるも否決 (20200926) ) に象徴されるように、羽島市の着実な発展を願う若手の議会改革グループと、市政の主導権を握りたいのかもしれない議長・副議長・議運委員長経験者が名を連ねる長老グループとの、市政への姿勢の違いもあったようです。
▼結果は、松井聡氏が14,716票、沢井幸子氏が7,315票、森功一郎氏が1,606票で、現職の再選となりました。
▼今年11月に予定されている市長選挙でも、昨年12月議会において正統派クラブ、自民クラブの4人の議員から市長不信任案が提出 ( 330 市長不信任案と旧本庁舎解体 (20231223) )されました。再び、若手の議会改革グループとベテランの長老グループの、市政への姿勢の差が明確になる選挙戦になるかもしれません。
▼前回の市長選挙では、市長不信任決議案を提出された議員の方々は、市長選に美容院経営64歳女性候補を担ぎ出されました。今回も再び市長不信任決議案を提出しての市長選挙となりますが、今回こそは、市長へ不信任決議案を突きつけた4人の議員のどなたかが市長選挙へ自ら立候補され、不信任とした市長の政策に対する自分たちの政策を、正々堂々と市民へ説明して11月の市長選挙に臨まれるのが、政治家の道理のような気がするのですが、市民の皆様はどのようにお考えでしょうか。私は、不信任案提出を踏まえた政策論争を期待しています。