290 羽島市役所旧本庁舎の今後 [3月議会一般質問] (20230325)

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羽島市議会選挙の情報(選挙ドットコムHP)

[通算HP閲覧回数 66,620回 (2023/3/25現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2023/3/13の羽島市議会3月議会一般質問で「夏休み延長と適応指導教室増設」、「市役所旧本庁舎の今後」について質問しました。
▼市役所旧本庁舎の質問をした理由は、1/24の新聞に「①東京の団体が旧本庁舎の解体延期を求める要望書を市長と議長へ提出、②保存を求める署名活動を検討」という記事が掲載されたことから、市民の皆様に向けた論点整理をするためです。
一番大きな論点は旧本庁舎を国指定重要文化財として保存し活用することの課題です。私は県教委教育次長として勤務していたとき文化財行政も所管していたので、その経験や知識に基づいて課題を整理し質問しました。
▼主な内容は次のとおりです。①市指定文化財ののちに国指定重要文化財になるまでは、最短でも6~7年間が必要。②国指定重要文化財は現状維持が原則。③国指定重要文化財の管理修理は所有者(羽島市)の責務でありその経費は所有者(市民の税金)が負担。④国の補助制度はあるが国予算は限られており必ず補助されるわけではない。
▼この一般質問後、3/24に羽島市議会では令和5年度予算を可決し、議会として市役所旧本庁舎解体を決定しました。なお、文化財的価値が見込まれる旧本庁舎は、デジタルアーカイブ技術を活用して記録、保存されます。
▼ところで、私と同僚議員が連名で提案した「羽島市役所旧本庁舎を早急に解体し市民の命と安全を守ることを求める決議」は賛成多数で可決されましたが、何故か議員定数削減を求める決議に反対された議員のほとんどが今回の早期解体を求める決議にも反対されました。議員定数削減と共に市役所旧本庁舎早期解体も4/23投票の市議会議員選挙の大きな争点になりそうです。
▼なお「国の負担で学校給食の無償化を求める意見書」も全議員が賛成し採択されました。

令和5年3月議会一般質問の旧本庁舎関係の質問と答弁の全文 (PDF)
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251 議会改革第6弾 議員定数削減 (20220701)


288 小熊小に適応指導教室を新設 (20230310)

281 消防出初式 (20230120)

[通算HP閲覧回数 63,787回 (2023/1/20現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2023/1/15に令和5年羽島市消防出初式に出席しました。屋内式典では、永年に渡って羽島市民の安全安心のために御努力いただいた消防団員の表彰がありました。中には30年表彰の方もいらっしゃいました。長い間、誠にありがとうございました。
▼後半は屋外行事でした。消防部隊行進では女性団員の凜々しい行進が頼もしかったです。また、消防署レスキュー部隊の訓練披露では、救出が成功した折に応援していた子供たちから大きな拍手が沸き起こりました。これもまた頼もしかったです。
▼私も若かりし頃に地元の消防団員として参加していましたが、昔を思い出して応援しました。みなさん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

280 総合教育会議 – 部活動地域移行 (20230113)

[通算HP閲覧回数 63,393回 (2023/1/13現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2022/11/16に羽島市総合教育会議を傍聴しました。総合教育会議は、羽島市の教育の課題やあるべき姿について、市長と教育長及び4人の教育委員が協議や調整をする場です。今回の協議題は「中学校における運動部活動の地域移行について」でした。
▼スポーツを所管する市長部局から、生徒や教員の満足度は非常に高いこと、保護者の「見守り当番や練習付き添いが継続していて負担軽減につながっていない」という意見、スポーツクラブの指導者の「生徒の成長を見届けることができるので満足」「ハード面の整備が不十分」という意見などが紹介されました。
▼また、教育委員からの「スポーツクラブでのいじめの発生やその対応が不安」という指摘には、教委事務局から「生徒たちは、学校という枠の外での主体的な活動であるクラブにおいても、助け合って生き生きと活動していることがアンケート結果からも分かる」という説明がありました。
▼竹鼻中学校休日部活動の地域スポーツクラブへの移行の目的は、当初は保護者の負担軽減や教員の働き方改革とされていました。しかし、今回の説明では、少子化の進展で学校規模が小さくなり学校部活動が縮小せざるを得ない状況下、中学生年代のスポーツ環境をどのように維持・発展させていくのか、それとともに、中学生の多様な活動の場を確保するために、生徒の活動の場を学校という集団の枠組みの中から学校の外へどのように広げていくのかという、部活動地域移行の本質的な目的についても触れられていました。
▼前回同様に、教育委員が事務担当者へ現状に関する質問を投げかけ、教育委員の理解を深めるための時間が長かったのはちょっと残念でした。総合教育会議の本来の目的である、部活動の地域移行の課題やあるべき姿に関する市長と4人の教育委員の間での協議や調整の時間は短かったようです。しかし、協議の結果、部活動が移行される地域のスポーツクラブに対して、行政からの支援も必要であるという方向性が共通理解された場面もありました。
▼教育委員と市長との間の協議や調整を充実させるためには、市長が事前に事務担当者から説明を受けているように、教育委員も総合教育会議開催前に教委事務局から詳細な事前説明を受けて、自らの疑問を解決し現状に関する理解を深め自分の考えを整理しておいて、それらを踏まえて総合教育会議での市長との協議や調整に臨む必要がありそうです。
総合教育会議が、事務担当者への質問により課題を審議するような場ではなく、市長と教育委員4人の間の率直な協議や調整の場になることを願っています

総合教育会議の会議要旨・会議資料等はこちらへ (羽島市HP)
185 総合教育会議 (令和3年3月議会一般質問)