154 教員(大学学長)が選対本部長はOKなの?

▼話題となっている岐阜県知事選挙で、報道によると古田知事が教員である現職の大学学長(専門は英語教育)を選挙対策本部長に据えました。古田知事の選挙運動を教員が担うことになるようです。「あれっ、教員は選挙運動できないはずでは?」と思われた方も多いでしょう。
▼教員(大学学長も含む)の選挙運動制限は様々ありますが、私立大学の学長には公職選挙法第137条「教員の地位利用禁止」が適用されます。ですから、大学学長という地位を利用さえしなければ一般の方々と同様に選挙運動を行うことができ、選挙対策本部長を務めることも法的には可能と思われます。
▼しかし、やはり教育関係者には違和感があると思われます。元県教育長であれば尚更です。ましてや、古田知事が、経済界からではなく現職の大学学長を据えたということは、大学学長という地位、肩書きにも何らかのメリットを見出したからではないかと思うと、教育界は一体どうなってしまうのだという怖さまでも感じてしまいます。(まさか、古田知事が元県教育長という肩書きで教育関係者へ……と考えたわけではないと思います。)
▼なお、私立高校の校長も法律上は現職の大学学長と同じで、地位利用をしなければ選挙対策本部長を務めることが可能と思われます。しかし、教育に理解のある候補者ならばそのような依頼をすることはないのでは、と想像しています。
▼江崎禎英(よしひで)氏の選挙対策本部長は大学学長の医師であり、今は教員ではありません。新聞では、教育者として同じように扱われていますが、現職の大学学長(英語教育)と大学学長の医師では、公職選挙法上も、また教育者としても、立場が全く異なります
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公職選挙法
(教育者の地位利用の選挙運動の禁止)
第137条 教育者(学校教育法に規定する学校及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律に規定する幼保連携型認定こども園の長及び教員をいう。)は、学校の児童、生徒及び学生に対する教育上の地位を利用して選挙運動をすることができない。
153 岐阜県知事選の争点は何?
都竹飛騨市長の江崎禎英氏応援ビデオ(YouTube)

153 岐阜県知事選の争点は何?

2021/1/24は岐阜県知事選の投票日です。江崎禎英氏(56)と古田肇氏(73)の一騎打ちの気配です。両候補とも国と太いパイプを持ちコロナ対策には精通しているので、コロナ関係では大きな政策の差は無さそうです。となると経歴も行政手腕もほとんど同じなので、77歳5期20年となってしまう高齢多選」対「56歳若手の県政刷新という新しい風」が大きな争点になりそうです。
江崎禎英氏と古田肇氏の経歴は非常によく似ています。参考までに、私が知っている範囲のことを下に整理しました。
▼保守分裂、自民党長老支配、政界・産業界のどこそれの団体が推薦などとマスコミが伝えていますが、岐阜県民が未来を託す人物を選ぶのに、そのような政治の上辺のことはあまり関係ないと思います。各候補者の政策、知事としてのリーダーシップが最も重要な情報であり、それらが県民にとって誰に投票するかの判断材料になるべきです。特に未来の岐阜県の姿やポストコロナに関する政策は県民誰もが関心を持っています。マスコミには、政局ばかりではなく、知事を選ぶに当たっての最も本質的な部分に光を当てて調査報道していただきたいものです。
知事退任後どこに生活の本拠を置かれるつもりかも、岐阜県に寄せる想いの強さを表すので大きな関心事ですが、両候補はどのようなお考えなのでしょうか。自宅(本宅)が岐阜と東京のどちらにあるのか、お子様は岐阜と東京のどちらの高校を卒業されたのかなども知りたいところです。(なお、江崎氏のお子様は岐阜県内の県立高校を卒業されました。江崎氏は単身赴任で東京勤務だったそうです。年何回も帰ってきて地元の行事や畑仕事をされていたそうです。)
▼古田知事は16年間も県庁に君臨されていたので、県庁職員や職員OBはその行政手腕やリーダーシップをよく分かっていそうです。また、江崎氏も、岐阜県庁で総合企画部次長や商工労働部長として勤務されていたので、部下だった県庁職員や県内産業関係者にはよく知られています。そのような近くで一緒に働いてきた方々がどのように判断していらっしゃるかとても興味があります
▼参考までに、江崎氏が商工労働部長の時の直属部下と古田知事秘書との両方の経験がある飛騨市長都竹氏の新聞コメントと応援メッセージビデオを掲載しました。都竹飛騨市長がこれほどの意志を表明されることは、相当な背景があるのではと思ったりしています。県職員OBでつくる県職員退職者協議会も、5選を目指す現職古田肇氏の多選を不支持とし、江崎禎英氏のリーダーシップを評価して江崎氏推薦を決定しています。現職の県職員の多くが加入している岐阜県職員組合も江崎氏を支援しているようです。(下の掲載記事参照)
▼私も、古田知事、江崎商工労働部長という時期の県庁勤務がありますので、両候補の行政手腕やリーダーシップの違いはある程度は分かっているつもりです。
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都竹飛騨市長の江崎禎英氏応援ビデオ(YouTube)
江崎氏のコロナ対策に関する講演会の岐阜県職員組合ブログ(2020.11.21)

152 羽島市長選挙は松井市長3選 (20201129)

▼2020/11/29の羽島市長選挙で松井聡市長が3選を果たしました。羽島市の市長は2期8年で交代という流れを見事断ち切りました。
松井 聡  14,716 <当選>
沢井幸子   7,315
森功一郎   1,606
▼羽島市議会の自民清和会(南谷佳寛・藤川・野口・安井・後藤・南谷清司)、公明党(糟谷・原)、市政自民クラブ(柴田)が支援した現職が、正統派クラブ(堀)、自民クラブ(近藤・星野・山田・粟津)、元気羽島クラブ(豊島・川柳・毛利)が選挙運動を全面的に支えたらしい美容院経営64歳女性候補と、告示直前に立候補表明した44歳男性候補を破っての当選です。
▼羽島市議会議員を二分した市長選挙でしたが、若手の議会改革グループ議長・副議長・議運委員長経験者が名を連ねる長老グループとの戦いでもありました。
▼残念ながら候補者間の政策論争はほとんど無く、厳しい財政見通し、少子高齢化、コロナ禍などの困難な状況の中、議会改革グループが推す、2期8年間にわたって堅実な市政運営を行い、国や県、周辺市町村との信頼関係を築いてきた自民党推薦の現職市長か、市議会の長老グループが市長に最も相応しいと主張する美容院経営・元SPC幹部の64歳女性候補か、どちらに市長としての資質がよりあるかを問う選挙となりました。
▼ところで、今回の選挙で「『登園してきた保護者などへ、朝の保育園の前で、1人で選挙用法定ビラを手渡していた』という現職市議の選挙違反があったらしい」と聞いたときはさすがにショックでした。議員という責任ある立場であるだけに何かの間違いであってほしいものです。
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11/22出陣式の一コマ。司会女性の左横、一番左端が私。進行を担当。
演台上は藤本恵司選対統括本部長(県議会議員)。
武藤容治衆議院議員、渡辺猛之参議院議員のお顔も確認できます。
その横は大野泰正参議院議員ですが、残念ながら陰になっています。

当選した松井市長と支援した市議会自民清和会6人衆
ピースサインではなく3選の3本指

141 羽島市長不信任決議案が提出されるも否決
143 議会で質問できる「市の一般事務」とは
139 議会から公開質問へ回答
117 コロナ療養施設(ホテル)立入の再発防止策
116 新庁舎工事契約議案 否決から一転可決

151 小熊小卒業生が母校へコロナ対策寄付

2020/11/16に私の母校である羽島市立小熊小学校で贈呈式がありました。小熊小校区にお住まいの三輪さんが、母校の子ども達の安全安心を守るために、抗ウイルス剤を練り込んだメラニン化粧板を176台もの机全部に貼り付けて寄付されたました。同じく卒業生の南谷さんも一緒に貼り付け作業をされました。大変な作業だったと思いますが、ありがとうございました。保護者の皆さんもお喜びのことと思います。
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150 子ども達からのお礼の手紙

2020/10/29に地元小学校1・2年生と老人会とが、力を合わせてサツマイモを掘った体験学習( 147 小学生の体験学習 )のお礼が子ども達から届きました。私も65歳の誕生日を迎えて高齢者の仲間入りをし、本格的に老人への道を歩み始めて、こういった交流があることの嬉しさが分かってきたような気がします。老人会の役員の皆様、小学校の先生方、畑を提供していただいた地域の方、そして頑張った子ども達、ありがとうございました。本当に子ども達は地域の財産ですね。
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