[通算HP閲覧回数 58,844回 (2022/9/30現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2022/9/28に羽島市議会で2人の議員に対する懲罰が議決されました。懲罰の理由は、6月議会に引き続き議員自身に関する自分の為の質問をしたこと、議長の指示に繰り返し従わなかったこと、議事進行を繰り返し妨害したことなど、2人議員の一般質問時の度重なる規則違反です。多少のことは、議論の流れの中であり得ることかもしれませんが、度々繰り返されると、市民に対する議会の信頼を守るために、どこかでけじめをつける必要があります。それが今回のタイミングになりました。
〇〇議員一般質問の動画はこちら (1分30秒~3分20秒の部分)
〇〇議員一般質問の動画はこちら (12分35秒~39分00秒の部分)
▼私の懲罰賛成討論の原稿 ( 懲罰賛成討論原稿はこちら:PDFファイル ) を御覧いただき、私の気持ちを御理解いただけると幸いです。〇〇議員に関する懲罰反対討論は堀隆和議員のみでした。政治姿勢からの行為なのでしょう。採決では懲罰賛成は9人、懲罰反対は4人(堀隆和議員、近藤伸二議員、〇〇議員、花村隆議員)でした。なお、議長、棄権した豊島議員、川柳議員、懲罰対象の〇〇議員、欠席の星野議員の5議員は投票に参加していません。
懲罰に対する各議員の討論の動画はこちら(6分20秒からと37分44秒から)
▼私は、議員自らが定めたルールを議員が守ることは当然ですし、議員が選挙で選出した議長に敬意を払いその議事進行を尊重することは当然だと思っています。しかし、今回の投票行動から見えてくるのは、そうは思ってはいないらしい議員が何人かいるかも、ということです。とは言うものの、最終的には何らかの懲罰を科すことに議場にいる議員全員が賛成し可決されました。
▼議場にいる議員全員の賛成で懲罰を科されたわけですが、2022/9/29の朝日新聞には、〇〇議員は「発言内容を調査せずに懲罰の対象にするのは間違っている。提訴も含めて検討する。」、〇〇議員は「議長と相談のうえ質問しており、戒告はおかしい」と話したという記事が載っていました。
▼なお、戒告と陳謝では陳謝の方が重い懲罰になります。戒告は議長が読み上げる文言を聞いているだけですが、陳謝は議会が定めた陳謝文を全議員に向けて自ら読み上げなければなりません。
▼陳謝に反対し、より軽い戒告に賛成した議員は、なぜか議員定数削減に反対した70歳以上と当選4回以上の議員 ( 251 議会改革第6弾 議員定数削減 へどうぞ ) とほぼ同じだったようです。分かり易い構図とも思えますが、偶然なのかもしれません。
「議会」カテゴリーアーカイブ
263 来年の夏休みは長くなるかな?
[通算HP閲覧回数 58,244回 (2022/9/16現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2022年9月13日の午後2番目に9月議会一般質問をしました。先生方や保護者の皆様の関心が高かった夏休み秋休みの見直しですが、明確な御答弁はいただけませんでした。( 一般質問の中継録画はこちらへ )
▼教育長の答弁内容はリンク先のPDFファイル( 一般質問の質問文と答弁はこちらへ )を御覧ください。私の印象では、新しく設置される見込みの「羽島市新しい時代の学校構想検討委員会」での検討を経て、来年度から夏休みは長くなりそうです。10月3連休に続く平日2日間を休みとするキッズウィークについては、もっと検討して判断というところでしょうか。最終的には教育長と4人の教育委員の多数決で決まります。
▼夏休みを8月一杯まで長くするか、8月25~27日頃までに留めてキッズウィークを維持するかの判断のような気がします。「平日に休みが取れないため子ども達の対応に困っている保護者が何人ぐらいいるのか」と「平日を休みにすることによって子ども達の体験活動をどの程度拡大できるのか」などについて慎重に検討することになるのでしょうが、「夏休みにできる体験活動は夏休みに実施した方が教育効果は高い」ということの検討もあるかもしれません。
▼何と言っても忘れてはならないのが、保護者の意向です。夏休みならば職場の理解も得られやすいですが、秋の平日となると、学校が休みで子ども家にいるからといっても、職場には理解していただけないような気がします。
▼ところで、今議会では「羽島市幼保小連携推進協議会」の設置も議論されています。私は県教委勤務時に幼保小連携の担当課長でしたので、こちらにも興味津々です。当時一緒に頑張った担当者が今は文部科学省の教科調査官として活躍しているらしいです。彼女を協議会に呼んで委員の見識を深める機会があると面白いかな。
9月議会一般質問の中継録画はこちらへ
9月議会一般質問の質問文と答弁はこちらへ(PDFファイル)
262 10月平日の休みを無くして夏休みを長く
今までの議会一般質問はこちらへ
262 10月平日の休みを無くして夏休みを長く
[通算HP閲覧回数 57,863回 (2022/9/9現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼羽島市議会で2022年9月13日午後の最後に、①将来の学校教育の在り方検討会議についてと、②小中学校の夏休み秋休みの見直しについて、一般質問する予定です。
羽島市議会一般質問 LIVE中継 はこちら(羽島市HP)
羽島市議会一般質問 録画中継 はこちら(羽島市HP)
▼①学校教育の在り方検討会議については、6月議会で中学校部活動の地域移行について一般質問した際に、今後は会議を設置して検討するという答弁を頂いたので、その設置時期、目的、検討内容、委員構成、運営方法などについて、学校現場の一般教員や保護者、児童生徒の気持ち、さらには教育に関する専門的知見を十分に踏まえた議論ができる仕組みづくりが重要なことなど、私の意見や要望を述べながらお尋ねします。
▼②小中学校の夏休み秋休みの見直しについては、羽島市の夏休みが県内で飛び抜けて短いことと、秋休みを兼ねたキッズウィークが県内では羽島市と羽島郡二町しか実施していないことを取り上げて、8月のまだまだ暑い時期の授業開始による、体育、学校行事、登下校などの熱中症対策や、10月の平日が休みになることによる保護者の負担の軽減、さらには学びに適した時期に授業を実施することの教育効果などの観点からその見直しを提案し、市教委の方針をお尋ねします。
▼夏休みが県下でも特に短いので、羽島市へ戻ることを躊躇したり羽島市から他市町へ転出しようかと思案したりしている先生方、また、10月の平日に学校が休みになり、仕事を休めないのに子ども達が家にいてお困りの保護者の方々、13日午後の市教委答弁にご注目ください。
平29/9教育委員会議事録「夏休み短縮とキッズウィーク導入」(PDFファイル)
令4/7教育委員会議事録「夏休みとキッズウィークの見直し」(PDFファイル)
羽島市議会一般質問 LIVE中継 はこちら(羽島市HP)
羽島市議会一般質問 録画中継 はこちら(羽島市HP)
261 羽島市9月議会開会 議案と一般質問
261 羽島市9月議会開会 議案と一般質問
[通算HP閲覧回数 57,492回 (2022/9/2現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2022/9/1に羽島市議会定例会(9月議会)が開会しました。私の一般質問は9/13(金)午後の最後です。質問項目は、①将来の学校教育の在り方検討会議についてと、②小中学校の夏休み秋休みの見直しについてです。内容の詳細は後日お知らせしますが、②は秋休み5日間中のキッズウィークとしての平日2日間の休みを無くして、夏休みを2日間長くしようという提案です。他に3人の議員からも羽島市の教育の今後に向けた質問があるようです。教育に関する議論の盛り上がりを期待しています。【 私の今までの一般質問はこちらへ 】
▼今議会にも多くの議案が提出【 羽島市議会9月議会提出議案の詳細はこちらへ (羽島市議会HP) 】されています。その中の一番の注目は令和3年度決算資料「令和3年度行政報告書」です。今までは、予算決算の詳細は市職員と議員しか把握できませんでしたが、これまで努力したきた議会改革の成果である「議会の見える化:議案のHP公開」により、市民の誰もが「何にどれだけのお金を使ってどのような成果を得たのか」をネットを通して知ることができます。是非とも御覧ください。【 令和3年度 行政報告書はこちらへ (PDFファイル) 】
▼この行政報告書に関する審議は予算決算特別委員会で行われます。9/20が総務関係、9/21が民生文教関係、9/22が産業建設関係の審議です。市民の皆様には、傍聴していただいて予算執行の実際についての理解を深めていただければ幸いです。
「羽島市議会9月議会提出議案」 の詳細はこちらへ (羽島市議会HP)
「令和3年度 行政報告書」 はこちらへ (PDFファイル )
議会一般質問
255 自治体自立塾(片山善博著)
[通算HP閲覧回数 56,093回 (2022/7/29現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼後輩の先生から勧められて「自治体自立塾」(日本経済新聞出版社)を読みました。著者は総務省のキャリア官僚から鳥取県知事、民主党政権で総務大臣を歴任し、現在は慶応大学教授の片山善博氏(1951年生)です。2015年出版でちょっと古いですが、内容は現在も通用します。というか、地方自治の現在の問題点を鋭く指摘しています。
▼著書では『(1)首長を筆頭とする地方自治体は国から自立していない、地方議会は首長から自立していない、教育委員の合議制の会(教育委員会)も国の指示待ちではなく自らが経営する学校現場の課題の解決にもっと主体的に取り組むべき、(2)自治体も地方議会も教育委員の合議制の会(教育委員会)も、決めた結果を丁寧に説明するばかりで、住民や保護者、現場の声をよく聴こうとしない。地方の自立には支えてくれる住民の力が必要。』が基本理念のようです。そして、その具体的な対策として、地方議会の運営や地方議会と首長との関係のあり方、住民参加の方法などが、詳しく提案されています。
▼私が議員になって思ったことと同じ内容もありましたが、新しい視点に気付かされた内容もありました。改めて、私の議会活動の方向性を整理・確認することができました。この本を紹介してくれた後輩に感謝です。ありがとうございます。
▼このような本を著す人、そして大学の研究者、学校の教員など地方行政や学校現場に精通した学識経験者・有識者が、もっともっと地方議会の議員になっていただけると、地方の議会や政治は大きく進化しそうです。後輩よ、議員へ立候補しよう。
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