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▼岐阜県知事選挙に立候補を表明している江崎よしひで氏が11/13(水)19:30からJAぎふ北羽島支店で講演されます。ワクワクする未来の岐阜、ワクワクする未来の羽島を感じることできます。どなたでも講演を聴くことができます。皆さんのご来場をお待ちしています。
▼羽島市長選に立候補表明されている3人のチラシと新聞記事が揃いました。見かけ上の「安定のベテランvs未知のフレッシュ」「伝統や文化を守る自民公明vs革新の立憲共産維新」とは別の面もあるようです。聞こえてくる情報も含め、現状を私なりに整理してみました。なお、牧氏の情報はお届けできるものを持っていませんので、残念ながらご紹介できません。また、どうしても私の思いが入ってしまいますので客観性・公平性を保証することはでません。
▼「なぜ市長になりたいのか?」
●松井氏⇒「『現在の正常ではない政治土壌を改められるのは松井しかいない』という声を市民から多くいただいた」【岐阜新聞】
●川瀬氏⇒「市長と議会の一部との信頼関係が欠如している」【中日新聞】、「公共の施設(市役所旧本庁舎?)がその後の見通しもないまま安易に解体される」など行政が役割を十分果たせていない。民主政治を取り戻す。【新聞折込チラシ】
●私のコメント⇒両候補者とも市長と一部議員との対立を指摘。確かに議会は多数派の市政与党と少数派の市政野党に分かれ対立している。市民としては、松井氏と川瀬氏が、市長と市政野党との対立の根本的な原因をどのように理解しているのか、そこが一番知りたいところだろう。私は、対立の原因は旧本庁舎解体、病院経営、次期ごみ処理施設、幹線道路、花火大会などではないと思っている。
▼「これまでの実績は?」
●松井氏⇒岐阜羽島駅周辺の活性化(駅西の飲食店街など)、インター周辺の企業誘致(コストコなど)、次期ごみ処理施設建設(建設地選定で混乱した市最大の行政課題の解決)など【街頭配布チラシ】
●川瀬氏⇒JICAの派遣専門家及び職員としてザンビア・マダガスカル・タイの3ヶ国に15年間駐在、宿泊施設経営(高山市) 【新聞折込チラシ】
●私のコメント⇒現職の実績は、岐阜羽島駅やインター周辺のこの12年間の変化を見れば市民には明確に分かる。新人の実績は市外や国外での活動ばかりで分かりにくいので、発展途上国に15年駐在や高山市での宿泊施設経営の実績が、羽島市の市政運営にどのように活かされるかが知りたいところ。
▼「市長としての取り組みは?」
●松井氏⇒「市民病院の改革や少子化を見据えた教育環境の整備」「財政論なくして政策はない。『何にでも反対』という政治土壌を変える」【岐阜新聞】、「厳しい財政状況を念頭に『選択と集中を行い、市民のニーズに応えながら有効な事業を進めたい』」【中日新聞】
●川瀬氏⇒「若い世代への施策を充実させる」「若い世代の声を聞く」「給食の無償化実現(注:松井氏も給食費無償化を公約にしているので争点にはならない)」【岐阜新聞】、「子育て支援や観光振興」【中日新聞】
●私のコメント⇒羽島市は市職員の給料を削減して市財政を立て直したばかり。財源の見込みがない取り組みは、今までの市職員の努力や協力を無駄にしかねない。4年前の岡崎市長選での「ある候補が5万円給付公約で当選したが直ぐに頓挫し残ったのは市政混乱、そして今回選挙で落選」というようなバラマキ公約の選挙は羽島では御免被りたい。ハコモノ・バラマキではなく論理的な政策論争を期待。
▼「生まれ育った場所や今までの生活本拠地は?」
●松井氏⇒羽島市(加納高校卒)、今までの生活本拠地も羽島市
●川瀬氏⇒大垣市(大垣東高校卒)、今までの生活本拠地は発展途上国(主にタイ国)
●私のコメント⇒どこで生まれ育っていようとも、羽島のことをよく知っていて、羽島を心から愛している方に羽島市長になってほしいのは、羽島市民の当然の願いだろう。
▼「政治的立場や支援している市議と県議は?」(私の得た情報ですので間違っている可能性があります)
●松井氏⇒自民推薦、市議会の支援会派は自民清和会(藤川、南谷佳寛、野口、後藤、安井、南谷清司、安藤、河﨑)、公明党(原、後藤)、そして羽島市選出藤本県議も支援
●川瀬氏⇒川瀬氏自身のFacebookによると野党系統一戦線候補で「れいわ新選組」とも連携、市議会の支援会派は共産(花村)、立憲(川柳)、維新(佐藤)、自民クラブ(近藤、山田、粟津)【敬称略】
●私のコメント⇒市議の支援が分かれるのは政治の世界の当然。自民公明系と共産立憲系が戦うのも当然。
●しかし、そこには道義的責任もあるはず。自民党所属議員が自民推薦候補ではなく共産が支援する候補を一緒に支援するのは極めて珍しい(今回も党紀違反か?、前回は役職停止処分だったらしいが今回は?)。
●もう一つ、藤本県議に対する嘘のビラ配布で名誉毀損罪20万円罰金刑になったばかりのある方が、ある候補者と共に駅前でビラを配布していたらしいことも、自民クラブのある議員と罰金刑となったある方とが緊密な関係にあるからかもしれないが、これもまた珍しい。
●候補者自身がどうこうではなく、川瀬氏の言う「市長と議会の一部との信頼関係が欠如」、松井氏の言う「正常ではない政治土壌」を垣間見たような気がする。
▼私が気になっていること一つ
●私のコメント⇒ある候補は「公共の施設(市役所旧本庁舎?)がその後の見通しもないまま安易に解体される」を、「行政が役割を果たしていない」ことや「民主政治を取り戻す」ことの根拠の一つとされているような。
●しかし、市民9人からなる「羽島市旧庁舎あり方検討委員会」が、令和3年7月から令和4年2月まで5回にわたって委員会を開き、慎重な審議を積み重ねた結果「市役所旧本庁舎は解体することが最良」という結論を出されたのを、「安易に解体」と言ってしまっては羽島のためにご努力いただいた市民委員9人が気の毒。
●またその結論を受けて、市民から選挙で選ばれた議員が、議会で繰り返し旧本庁舎の今後について議論し、最終的に多数決で解体を議決したのに、この議会の議決に対して「民主政治を取り戻す」と言ってしまっては、市長の議会に対する姿勢としては大きな不安を感じざるを得ない。
●検討委員会の会議要旨や市議会の議論(会議録)を一度読まれ、「安易に解体」「民主政治を取り戻す」という表現を、今からでも遅くはないので修正されることを提案します。事実を正しく知ることと、市役所旧本庁舎解体に反対することとは、市長になろうとする政治家ならば明確に区別しなければならないと私は思います。
江崎よしひで氏(岐阜県知事選挙立候補予定者)が支援する候補は誰か?
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