[通算HP閲覧回数 106,901回 (2025/8/22現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2025/8/21にふれあい会館で開催された県市町村研修センター主催市町村議会議員セミナーに参加しました。武庫川女子大教授金﨑健太郎氏の「これからの地方議会への期待~人口減少社会を見据えて~」の講演を拝聴しました。この方は元総務省官僚の方です。
▼講演では、多くの議員にとっては既知である少子高齢化、地方議会、地方分権、地方自治などの今までの経緯、現状、今後の課題などの説明が大部分でしたが、最後の方で、そのような状況の中で地方自治、住民自治を一層推進させ充実発展させるための地方議会の役割や在り方についての指摘がありました。
▼講師が指摘されたことは、①これまでの地方分権改革では、国から県市町村への上下・主従関係から国と県市町村の対等・協力関係へ移行し、地方公共団体の自治に力点が置かれていた、②これからの地方分権改革では、地方自治体の自治から住民意思の反映がより重要になる住民の自治に力点が置かれる、③そのためには、市民・企業・議会・行政・大学など多様な主体が得意分野の社会課題を解決する共創社会へと移行しなければならない、です。そのためには議会と首長の二元代表制の在り方についても考える必要がある、ということです。
▼私としては、地方分権改革を進めるための議会と首長の二元代表制の在り方について詳しく知りたかったのですが、その点については現職議員が聴衆のためか少し歯切れが悪かったです。しかし、講師の指摘を総合すると、「議会の重要な役割は行政(首長)に対するチェック機能・監視機能だ」と声高に主張する時代は終わりつつあるようです。住民自治を実現するための議会という考え方が重要なようです。
「議会」カテゴリーアーカイブ
414 議員定数のあり方の市民意見交換会 (20250808)
[通算HP閲覧回数 106,541回 (2025/8/8現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2025/8/23(土)の午後2時から不二羽島文化センター401会議で「羽島市議会意見交換会」を開催します。テーマは「議員定数・議員報酬・政務活動費のあり方について」、定員は60名まで先着順、申込期限は8/15(金)です。
▼羽島市議会におけるこれまでの議論は「各議員の発言などの会議録はこちら」と「市議会の取り組みの概要はこちら」からどうぞご覧ください。
▼私の意見は、①議員定数は私が当選した際の公約通り「議員定数を削減する」、②議員報酬は「市職員給与に対する議員報酬の水準を一定に保つために、国の人事院勧告を参考に増減する市職員給与と同時に同じ増減率で改定する」、③政務活動費は「議員が政策研究や市政報告ができるような適正な額とする、但し政策研究結果は市議会HPに公表する」というものです。
▼市民の皆様はどのようなご意見でしょうか。是非とも、意見交換会でご自身のご意見を述べてください。
8/23意見交換会への参加申込みはこちらから(羽島市議会HPへ)
▼別件で私が副会長を務める岐阜県水泳連盟の話題です。
▼8/1~8/3に静岡県立プール(岐阜県には無い室内50mプール)で開催された国民スポーツ大会東海ブロック予選で、岐阜県水球チーム男女が見事優勝し、滋賀県開催「わたSHIGA輝く国スポ障スポ2025」への出場権を獲得(東海4県で1県のみ出場)しました。
▼決勝は、少年男子(大垣東高主体)が三重県(四日市中央工業高主体)に12-11、女子が静岡県に15-12で勝利。両チームとも強豪三重県には1点差勝利。おめでとう。強いぞ岐阜水球。目指せ全国制覇。みんなで応援しましょう。

405 令7年6月議会 日程・一般質問一覧 (20250606)
[通算HP閲覧回数 104,555回 (2025/6/6現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2025/6/5に令和7年6月議会が開会しました。年度当初の予算に盛り込めなかった事業については、この議会で補正予算を審議し対応します。今回は羽島市役所旧本庁舎跡地整備に関する予算などを審議します。跡地活用方法をしっかり検討するまでの繋ぎとしての仮設駐車場整備などの予算です。他には羽島市民病院の将来像についても議論がありそうです。全国ほぼすべての国立・公立病院が赤字経営という状況では、誰が羽島市民病院を経営しても結果は同じとも思われ、議会で経営責任を追求することはあまり意味がないような気がします。国や県の医療政策をしっかり理解した上で、羽島市民病院の将来像について建設的な議論が交わされることを期待しています。
▼6/13(金)~6/17(火)の一般質問では議長を除く17人中14人の議員が質問します。羽島市議会では1人~2人の会派が多く9会派もあるので、14人中9人が所属会派の代表質問として優先的に質問します。残り5人は代表質問終了後に質問します。なお、私は清風クラブの代表ですが代表質問は交代で務める予定です。今回は、ダブル南谷の先輩が代表質問を行います。私の質問は順調ならば最終日6/17(火)13時からになります。
▼1項目目は、発達障がいなどの障がいを持つ年少から年長の幼児への支援について議論する予定です。羽島市内には、特別な支援を必要とする幼児は何人いるのでしょうか。私独自のデータ分析による人数と羽島市福祉担当部局が把握している人数との間に差はあるのでしょうか。もしもあるとしたら、何故そのような差が生じるのでしょうか。そんなことから、どのように支援していくかの議論をスタートさせたいと思っています。
▼2項目目は、教育行政に関する計画策定の生産性・効率性を向上させて、もっと学校現場への具体的な支援に時間をかけましょう、という議論です。
▼それぞれどのような議論になるのか分かりませんが、興味関心のある方には議場まで来ていただいて傍聴していただくか、あるいはネットで議会中継を視聴してください。そして、応援していただけると嬉しいです。
397 市議会議員は何してるの? (20250411)
[通算HP閲覧回数 102,467回 (2025/4/11現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼「市議会議員は何してるの?」という質問をよく頂きます。昨年5月に議会見学に来た小学6年生へ議会の説明をしたときにも子ども達から尋ねられました。教え子から同窓会に呼ばれたときにも尋ねられました。元同僚の先生方と酒を酌み交わしたときにも尋ねられました。
▼確かに、議会が開会されているのは6月、9月、12月、3月の年4回なので、「議会がないときには何してるの?」と不思議に思われるのはもっともです。市議会議員の仕事は、市長との二元代表制とか市政のチェック機能とか言われますが、「市民の生活をより良くする施策を実現する」が一番基本的な仕事だと私は思っています。私が様々な行事に参加するのは市民の活動や意見をできるだけ多く知るためです。そして、そのようにして集めた市民の活動や意見を踏まえて施策を練り、その施策を実現する方法を見つけ、実現に向けて体を動かす、これが市議会議員が年4回の議会の間に行うことだと、私は考えています。そしてこのHPはそのような私の考えや活動状況を表現する場と考えています。
▼3月議会が終了した区切りで、昨年4月から今年3月までの1年間の「羽島市議会常任委員会活動計画書・報告書」が議会HPに掲載されました。私が議会改革特別委員会委員長だったときに、議会活性化・常任委員会活性化を目指して全議員の意見をまとめた取り組みです。活動報告書には各議員自身の活動報告も載せています。この活動報告書から、市議会議員それぞれが議会閉会中にどのような目的でどのような活動をしてきたのか、その一端を知ることができます。なお、私が委員長を務めていたのは総務委員会です。
常任委員会活動計画書・報告書(羽島市議会HPへ)
行政視察報告書・政策提言(羽島市議会HPへ)
396 市議会会派「清和・清風・清流」結成 (20250404)
[通算HP閲覧回数 102,182回 (2025/4/4現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼令和7年度スタートにあたって、私たち8人の議員で結成していた羽島市議会会派「自民清和会」の在り方を見直し、3人、3人、2人の3グループに分けて会派届を提出しました。3グループに分けると言っても、各議員の政治的志や市政与党という立場に変化はなく、今までと同様に8人が同志として活動することに変化はありません。そのため、3グループの名前も、解散とか分裂とかではないことを明確にするため「自民清和会」から一文字とって「清」を冠する「清和」「清風」「清流」としています。
▼では、なぜ3グループに分かれることにしたのでしょうか。その理由を一言で説明すると「より効果的に、より効率的に議員活動できるよう改善する」なのですが、具体的には主に2点あります。
▼1点目。議会の一般質問では、最初に各会派の代表者が質問する「代表質問」があり、その後に各議員が質問します。代表質問は、8人会派でも1人会派でも代表者1人だけが質問します。これでは、1人会派の議員が代表質問により他の議員の前に優先的に質問できることになり、議員間の公平性の観点から大きな不均衡が生じます。この不均衡を是正するためには、「例えば2人以上の会派しか代表質問ができないようにする」、又は「各会派の人数をある程度揃えて代表質問する機会が全議員に公平に回ってくるようにする」というのが1点目の理由です。
▼2点目。今まで私たち8人が最大会派で、他には3人、2人、1人の少人数会派が6つありました。市議会には各会派の代表者1人が出席する会派代表者会議が設置されおり、この会議には、私たち8人会派の代表者1人、他の少人数6会派の各代表者6人が出席します。議員数は私たち8人と他会派10人の計18人であるのに対し、会派代表者会議出席者は、私たち8人会派から1人と他の少人数会派からの6人の計7人となり、著しく不均衡になっています。その不均衡を是正するためには、「例えば2人以上の会派からしか会派代表者会議に出席できないようにする」、又は「各会派の人数をある程度揃えて会派代表者会議出席者数が議員数を反映し易くする」というのが2点目の理由です。
▼今回の、私たち8人会派が、清和3人、清風3人、清流2人の「清」を冠する3グループへ分かれることが、ある意味では議会改革の一環であることをご理解いただけると幸いです。










コメントを投稿するにはログインしてください。