[通算HP閲覧回数 75,917回 (2023/11/24現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2023/11/16に地元老人会でお話をさせていただきました。「羽島の話題 あれこれ」と題して、①羽島市の政治風土、②新岐阜県庁、③小熊小150周年と羽島高100周年、④東小熊公園防災備品整備の4項目についてお話しさせていただきました。
▼動画4本を含めて50分間の話でしたが、会員の皆様には楽しんでもらえたでしょうか。拍手があったり、笑いがあったりで、私としては、若かりし頃の数学の授業よりも上手にできたと思うのですが、本当のところはどうかな?
「市政」カテゴリーアーカイブ
324 「ごきげん」に生きよう (20231117)
[通算HP閲覧回数 75,739回 (2023/11/17現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2023/11/15に、独身時代に勤務していた懐かしい郡上高校の町で「中濃十市議会議長会議員研修会」に参加しました。
▼研修内容は「議員のごきげん力 ~まちの Quality of Life~」と題した辻秀一氏の講演です。辻氏は、応用スポーツ心理学をベースに、個人や組織のパフォーマンスを最適・最大化する自然体な心の状態「Flow」、すなわち「ご機嫌な心」を生みだすためのメンタルトレーニングを展開しているお医者さんです。
▼人間の脳には「認知脳」と「非認知脳」があり、結果・行動の内容・外界を中心にする「認知脳」に対して、自然体の自分の心の状態を中心にする「非認知能」を重視すると、「心の状態を整えご機嫌になる」、そして「心豊かで充実した人生を送ることができる」のだそうです。この「ご機嫌に生きるための思考」を「ライフスキルの思考」と名付けていらっしゃいました。
▼また「ライフスキルの思考」と「認知の思考」を次のように比較されました。①感情に気づく vs 出来事を考える、②ご機嫌の価値を考える vs 不機嫌の理由を考える、③今に生きる vs 過去未来を考える、④一生懸命は楽しいと考える vs 結果が楽しいと考える、⑤ありがたいと考える vs 文句愚痴言い訳を考える、⑥好きなことを考える vs 得意を考える、⑦目的を考える vs 目標を考える、など。もちろん、前者がライフスキルの思考でご機嫌になるための思考です。
▼私が思うに、「結果や他との比較ではなく嬉しいや好きという自分の素直な感情や、目標ではなくそれを目指す理由を、心の中心に置いて、それを感じ意識しながら生活しよう」ということのようです。とても参考になる講演でした。聴いて良かったです。
▼往復のマイクロバス車内で、ある方の批判をひたすら繰り返していらっしゃった数人の議員には、「ライフスタイルの思考」「ご機嫌な心」はどのように聞こえたのでしょうか?
321 歩け歩け大会&いも掘り体験 (20231027)
[通算HP閲覧回数 75,054回 (2023/10/27現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2023/10/22に地元体育推進会主管で「歩け歩け大会・いも掘り体験」が開催されました。気持ちよい青空の下、小熊町コミュニティセンターから東小熊のいも畑までのゴミ拾いしながらのウォーキング後、サツマイモ掘りを体験しました。
▼幼児から大ベテランの方まで老若男女200人ぐらいの参加でした。掘り出したサツマイモ芋は袋に詰めてお土産として家へ持ち帰りました。大きな芋も小さな芋もあるのですが、子ども達は大きな芋を、ベテランの方々は中くらいの芋を選んでいました。近くの工場にベトナムから来ている研修生は小さめの芋を選んでいました。一人分とか電子レンジ利用などを考えるのかな。
▼次の地域の行事は年末年始になります。餅つきが復活するかな、どうかな?
学校教育に関心のある方は是非とも次のHPをご覧ください
「成績が良いといじめられる」日本人の特殊性 差異や異質を求める「異年齢学級」の役割
318 羽島市の財政状況 [令4決算] (20231006)
[通算HP閲覧回数 74,433回 (2023/10/6現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼9月議会は決算議会。令和4年度の予算執行結果を決算報告・認定という形で審議しました。羽島市では厳しい財政状況を受けて、令和2年度から3年間に渡って財政の「安定化対策」を実施してきましたが、その成果はどうだったでしょうか。
▼地方自治体の財政状況を表す主な指標には、財政調整基金残高、財政力指数、実質公債費比率、将来負担比率、経常収支比率などがあります。私は、議会でこれらの幾つかについて質問しました。
▼市の貯金である財政調整基金は、決算時残高で、令和元年度末29.9億円、令和2年度末27.6億円、令和3年度末26.9億円、令和4年度末27.9億円となっています。一般的には、残高は標準財政規模(市の標準的収入)の10%~20%が適正とされています。羽島市の標準財政規模は139億円程度のようですから、概ね14億円~28億円が適正な残高となります。令和4年度末残高27.9億円は20%相当ですので適正な状態と言えそうです。なお、羽島市の財政の「安定化対策」では令和6年度末で13.4億円の確保を目標としています。
▼財政力の強弱を示す財政力指数は0.76で県内市町村の中では高い方です。 ( 県内他市町村の状況はこちらへ )
▼借入金返済等(ローン返済のようなもの)の厳しさを示す実質公債費比率は、令和2年度4.7%、令和3年度5.7%、令和4年度7.5%でした。3年間平均は5.9%です。県内市町村平均は4.7% ( 県内他市町村の状況はこちらへ )、岐阜県は7.2% ( 県の状況はこちらへ )でした。令和4年度の数値が大きくなっていますが、これは新庁舎建設費用の返済が始まったことによります。さらに今後は次期ごみ処理施設建設費用の羽島市負担分の返済も加わります。
▼将来負担する借入金等の大きさを示す将来負担比率は8.7%です。県は222.9%です。( 県内他市町村の令和3年度決算の状況はこちらへ )
▼財政の硬直化を示す経常収支比率は95.7%で、70%〜80%の間が理想とされています。羽島市は県内市町村の中でも高い方だと思われます。経常収支比率は、経常的経費(人件費、生活保護費、児童福祉費、社会福祉費、借入金返済など)に、経常的収入(地方税、地方交付税など)がどの程度充当されているかの比率で、一般家庭での消費支出に占める飲食費の割合である「エンゲル係数」みたいなものです。
▼経常収支比率は、数値が大きいほど財政が硬直化していて、新規施策や新規事業に投資する予算が少なくなりますが、数値が大きいほど福祉関係に力を入れているとも言えます。そのため、財政の健全性を評価するためには、実態を詳細に見なければなりません。また、支出を「経常的経費」と「臨時的経費」のどちらに分類するかのルールが不明確な場合もあります。
▼今後の羽島市の財政は、新庁舎や次期ごみ処理施設の建設費の償還、学校・病院・コミセン・道路・橋など公共施設の老朽化への対応、高齢化の進展等による社会保障費の増加、物価や賃金水準の上昇などから、収入より支出の方が大きくなるなど、厳しい状況が続きそうです。持続可能で安定した財政基盤の確立に向けて、引き続き財政の「安定化対策」の着実な実施が求められます。
140 コロナで県内市町の「財政悪化」 (20200922)
94 議会一般質問 羽島市財政 (20200313)
63 羽島市財政安定化対策 (20191206)
317 政治の役割とは (20230929)
[通算HP閲覧回数 74,016回 (2023/9/29現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2023/9/29は羽島市議会最終日。本会議はいつも通り11時頃に終わりましたが、その後の全員協議会が、これまたいつも通り紛糾し、終了は昼ご飯抜きの午後2時頃でした。その後、高校の同級生の講演会を聴きに母校岐阜高校へ駆けつけました。
▼彼は、50歳半ば過ぎに国際連合勤務を志し、競争試験を経て59歳の時に国際連合監査部監査役として採用され、65歳まで国連難民高等弁務官事務所の現地事務所(ケニア、ヨルダン等)で働いていました。米、英、仏、独で暮らしたこともあり、96ヶ国を訪問したそうです。
▼そのような国際経験を踏まえ、後輩の岐阜高校の生徒たちに、主権者教育として、世界常識から見えてくる日本の政治の特異性、特に「自分からは決して戦争をしない」という観点だけではなく、「他国の侵略から国を守る」という観点も含めた安全保障や、何を議論すべきかという観点からの日本政治のあり方について、熱っぽく語ってくれました。生徒達は、自分の「脳みそ」で深く考えるための貴重な材料を得たことでしょう。
▼私は、前は岐阜高校の校長でしたが、現在は市議会議員という政治家の端くれですので、「理想どおりには行かない現実社会の中で、解決策を見出すことが政治の役割であり、反対だけしている政治家は政治家としての役割を果たしていない。」という話に、思わず姿勢を正しました。そして、講演の前の羽島市議会全員協議会の紛糾を思い起こしてしまいました。
▼今回の羽島市議会全員協議会では「秘密録音(無断録音)」の事実が明らかになりました。ある議員が、当時の議長・副議長との議長室における会話を、議長・副議長に無断で録音しました。秘密録音は、一般的には法に触れない行為なのかもしれませんが、議長室での議長・副議長との会話を相手に知らせずに秘密録音することは、議員のあり方から、また羽島市議会の品位や良識からも、大きな疑問を感じざるを得ません。
▼令和4年9月議会の一般質問でも「◯◯議員に、そんなこと言っておると、いつまでも、かばっておることになるぞと。これはテープにありますよ、◯◯さんと話したときのやつは。」(羽島市議会会議録より)という発言がありました。このテープというのは、ひょっとして◯◯議員と誰かの会話の「秘密録音」かもしれないこと、そしてそのことを議場で堂々と話されたことに、当時は大きなショックを受けました。
▼今回も、「秘密録音」について年配議員やベテラン議員から擁護する発言が相次いだので、羽島市議会の一部議員の間では、当たり前のことと認識されているのかもしれません。 (私の仲間である自民清和会の議員は、全員が市議会における議員の「秘密録音」を厳しく非難しています。)
▼市議選選挙公報の虚偽事項記載や、嘘の内容のビラ配布による地元県議中傷事件の送検、そして議長室での「秘密録音」などなど。石井君の講演の「解決策を見出すことが政治の役割、反対だけしている政治家は政治家としての役割を果たしていない。」に辿り着く以前のことで、こんな羽島市議会であることがとても悲しいです。けれど、私もその一員。そして元高校教員。子ども達に胸を張れるような羽島市議会になるよう頑張ります。応援してください。
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