302 防災ワークショップ (20230616)

[通算HP閲覧回数 71,025回 (2023/6/16現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
南谷清司をより深くご理解いただけるよう「プロフィール」を修正しました。

▼2023/6/8に「防災ワークショップ」(小熊コミュニティセンター)に参加しました。テーマは「防災基本条例の制定に向けて」で、①災害をじぶんごとにしよう、②自助共助による防災減災を進めるためのルール(条例)をつくろう、の2点について協議しました。
▼私が思うに、羽島市で防災基本条例を策定するならば、災害を防ぐという観点だけではなく、私たちが生き延びるために、市民が事前に何をしておくべきか、災害発生後に市民は何をすべきかを明らかにしておくことも強く意識した方が良さそうです。となると、名称も一般的な防災ではなく、「市民の災害対策基本条例」なのかな。
▼ワークショップではいくつかのテーマで話し合いが行われました。その中に「自宅周辺で震度6強の地震が発生。勤務先周辺では壊れた家屋からの救助活動が実施中。自宅には年老いた母親、中学生子、小学生のみ。どう行動するか。」というテーマがありました。
▼私は高校の校長だったときに、先生方へ地震災害時(震度5強程度)の対応を説明していました。勤務時以外に発生した場合は、①まず自分と家族の身を守り安全を確認、②次に地域(隣近所)の安全を確認、③被害があった場合には救助活動等実施、被害がなかった場合には学校へ参集(参集できない場合には最寄りの県立高校へ参集)。勤務時に発生した場合は校長の指示に従うのですが、私は①まずは生徒と自分の安全確保、②次が家族の安全確認安全確保(自宅へ戻るのも選択肢)、③一定人数は避難所が開設された場合に備えて避難所運営支援のため学校に残る、と指示するだろうと説明していました。
最悪の場合を想定して、事前に知っておくこと、考えておくこと、共通理解を図っておくことは、危機管理上とても重要だと思われます。