328 議員定数削減議案を議会へ提出 (20231215)

[通算HP閲覧回数 76,698回 (2023/12/15現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2023/12/14の羽島市議会全員協議会で、昨年6月には議員定数削減に反対されていたベテラン議員と4月に初当選された新人議員の2人が一緒に、議員定数削減条例案(18人から17人へ1人削減)を提出されたことが、議長から報告されました。
▼12/14の全員協議会では、「議員定数という議会や市民にとって根本的で重大な事柄は、たとえ最後の局面では多数決で決せざるを得ないとしても、丁寧な議論を積み重ねて結論を得るよう議員同士で努力するのが民主的な議会のあり方であり、今までそのように議会は努力してきたと思う。にもかかわらず、今回の、何の前触れもない突然の議案提出には驚いた。副議長経験者でもあるベテラン議員なのに、何故突然なのだろうか。」という趣旨の苦言( 全員協議会の議事録はこちらからどうぞ [羽島市HP] )もありました。しかし、きっとベテラン政治家としての何か深い考えに基づいた行動なのでしょう。それに、議員定数削減の賛同者が過半数を越したことは、私にとっては大変ありがたいことでもあります。
▼とは言うものの、議案として提出されてしまった以上は、「もっと議論を重ねてから議案を出しましょうよ」と言ってもみても、もう後戻りはできません。そこでやむを得ず、所属会派を代表して私と同僚議員で、以前からの所属会派の考えを実現するために、18人から16人へと議員を2人減らす議員定数削減条例案を提出しました。
▼12/14の議会でこの2つの議案が総務委員会に付託されました。12/15の総務委員会では賛成多数で継続審議となりました。次は、12/22の本会議で、①継続審議、②1人減、②2人減のどれにするかが議決されると思われます。
▼私としては、2027年4月実施見込みの次の市議会議員選挙までは、まだまだ時間があるので、拙速な決定ではなく議論を尽くした上での議案採決が望ましいと考えています。
▼なお、12/14の全員協議会では、ベテラン議員から「議員定数削減について、どの議員が賛成してどの議員が反対したかを、市民へ広く広報するようなことは、やるべきではない。」という発言がありました。このように思われる理由は分かりませんが、私は、各議員の議会での政治行動を市民の皆様へお知らせすることは、市民の知る権利を守るためにも、開かれた議会を実現するためにも、議員の政治活動の透明性を高めるためにも、必要なことだと思っています。今後も、市民の皆様が知るべき議会情報を、このHPなどで御報告させていただきます。当然、羽島市の議会ホームページや議会だよりでは、各議員の議案に対する賛否が公表( 議案等の審議結果はこちらからどうぞ [羽島市HP] )されています。
▼議員定数削減については、私が議員になった以降は、令和2年度に私も委員として参加していた議会改革特別委員会で議論し、その報告を議会HPで公表( 181 議会改革第2弾 議員定数中間報告公表 )しました。その後、羽島市自治委員会や羽島商工会議所から議員定数削減の要望があり、さらに、2020/8/26には、羽島市の有権者約55,000人の5人に1人に当たる11,011人の議員定数削減を求める署名が羽島市議会へ提出されました。その後、2022/6/28に羽島商工会議所から「議員定数削減を求める請願」が提出され、採決の結果、小差で現状維持( 133 議会改革「議員定数削減の署名11,011人」 )となりました。その後、2024/4/23に羽島市議会議員選挙が実施されて議員構成が変わり、議員定数削減の議論も仕切り直し( 293 市議会選挙の争点-議員定数削減 (20230414) )となっています。

327 議員の発言に対する責任 (20231208)

[通算HP閲覧回数 76,400回 (2023/12/08現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2023/11/17に市役所で市議会議員研修会がありました。海津市議会議員の方々も参加されました。研修は「議員が有する発言権について」の講演、講師は元全国市議会議長会法制参事の廣瀬和彦氏です。内容は議会関係法令の特に議員の発言に関するルールや実例の説明でした。
▼議員は市民から選挙により選ばれた「選良」なので、議員には良識と常識があることが大前提として議会のルールが定められていること、この「選良」である議員により選ばれ議長には大きな権限が与えられていること、議会には自律権が認められており裁判でも自律権が尊重されていることなど、法令の基本的背景をご説明いただきました。
▼また、議会では証拠や根拠を提示した発言が必要であり、そうでなければ不穏当発言となり懲戒の対象となることや、感情や思い込みによる発言は許されないことなど、今の羽島市議会への警鐘も鳴らしていただきました。

324 「ごきげん」に生きよう (20231117)
272 数学のまちづくり (中濃議員研修会)
138 災害時議員活動の研修

326 12月議会始まる (20231201)

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▼2023/11/29に羽島市議会12月議会が開会しました。12/22の閉会まで24日間の議会です。市提出議案は人事院勧告に基づく市職員等の給与・期末手当の改定、旧本庁舎解体工事費等の補正予算などです。
一般質問は12月8日(金)、11日(月)、12日(火)の3日間です。私は12/11(月)午後です。質問内容は、議員2期目のテーマである農業(水田稲作)と教育についてです。農業と教育は、6月議会、9月議会に引き続き3回連続の質問になります。農業については、今までの答弁を踏まえて深掘りしていきます。
▼具体的な項目は、①農地の集約集積について「人・農地プラン」と「地域計画の目標地図」②登下校の安全確保について「教員が担う範囲と集団登校の課題」③学校備品整備について「ウォータークーラー整備・修理による熱中症対策」の大きく3項目です。
▼各議員の一般質問の様子はネットで視聴( 市議会ネット中継 )できます。一般質問では、正面から大局的な政策論争を展開する質問や、どんな答弁が返ってきても自分の考えをひたすら主張し続けるような質問など、見応え聞き応えがある質問もあります。
是非ともご視聴いただき、羽島市議会の現状について理解を深めていただけると幸いです。百聞は一見にしかずとも言いますので。

南谷きよし の議会一般質問
羽島市議会 ライブ中継
羽島市議会 録画中継
YouTube 羽島市議会公式チャンネル

325 老人会でトーク (20231124)

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▼2023/11/16に地元老人会でお話をさせていただきました。「羽島の話題 あれこれ」と題して、①羽島市の政治風土、②新岐阜県庁、③小熊小150周年羽島高100周年、④東小熊公園防災備品整備の4項目についてお話しさせていただきました。
▼動画4本を含めて50分間の話でしたが、会員の皆様には楽しんでもらえたでしょうか。拍手があったり、笑いがあったりで、私としては、若かりし頃の数学の授業よりも上手にできたと思うのですが、本当のところはどうかな?

273 地元老人会例会に招かれて (20221125)

324 「ごきげん」に生きよう (20231117)

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▼2023/11/15に、独身時代に勤務していた懐かしい郡上高校の町で「中濃十市議会議長会議員研修会」に参加しました。
▼研修内容は「議員のごきげん力 ~まちの Quality of Life~」と題した辻秀一氏の講演です。辻氏は、応用スポーツ心理学をベースに、個人や組織のパフォーマンスを最適・最大化する自然体な心の状態「Flow」、すなわち「ご機嫌な心」を生みだすためのメンタルトレーニングを展開しているお医者さんです。
▼人間の脳には「認知脳」と「非認知脳」があり、結果・行動の内容・外界を中心にする「認知脳」に対して、自然体の自分の心の状態を中心にする「非認知能」を重視すると、「心の状態を整えご機嫌になる」、そして「心豊かで充実した人生を送ることができる」のだそうです。この「ご機嫌に生きるための思考」を「ライフスキルの思考」と名付けていらっしゃいました。
▼また「ライフスキルの思考」と「認知の思考」を次のように比較されました。①感情に気づく vs 出来事を考える、②ご機嫌の価値を考える vs 不機嫌の理由を考える、③今に生きる vs 過去未来を考える、④一生懸命は楽しいと考える vs 結果が楽しいと考える、⑤ありがたいと考える vs 文句愚痴言い訳を考える、⑥好きなことを考える vs 得意を考える、⑦目的を考える vs 目標を考える、など。もちろん、前者がライフスキルの思考でご機嫌になるための思考です。
▼私が思うに、「結果や他との比較ではなく嬉しいや好きという自分の素直な感情や、目標ではなくそれを目指す理由を、心の中心に置いて、それを感じ意識しながら生活しよう」ということのようです。とても参考になる講演でした。聴いて良かったです。
▼往復のマイクロバス車内で、ある方の批判をひたすら繰り返していらっしゃった数人の議員には、「ライフスタイルの思考」「ご機嫌な心」はどのように聞こえたのでしょうか?

YouTube スポーツドクター辻秀一 チャンネル