33 市民との意見交換会

8/18に羽島市議会議員と市民との意見交換会が開催され、30人程の市民の皆様に御参加いただきました。テーマは「羽島をより魅力的にするには?」でした。新幹線や名神高速ICなど交通の便、自然環境、少ない自然災害、住民サービスなど多くの魅力を御指摘いただきました。一方、厳しい財政状況や土地利用の硬直化、狭隘な生活道路などの指摘もいただきました。私自身は、地域の人々の絆の中で緑に囲まれ心豊かに、そして充実した住民サービスや学校教育に頼りながらゆったりと安心して生活できる点が羽島の魅力だと考えています。

高山市のように観光や文化による交流人口増、各務原市のように産業振興による経済活動増、北方町のように住みやすいベットタウンによる定住人口増など、地域の未来には様々な方向性があると思いますが、羽島市の方向性としては、もちろんバランス良く力を入れるのは当然ですが、根本は何になるのでしょうか。現状では、住みやすいベッドタウンが土台になるのかなと思ったりしている今日この頃です。

 

32 終戦記念日

今日は終戦記念日。小熊町内にある招魂社で羽島市小熊町遺族会の方々と共に戦没者を追悼し平和を祈念しました。この招魂社は大正5年頃に私の祖父南谷益太郎(当時の小熊村村長)が尽力し村民の総意により建てられたもののようで、平成21年に小熊町遺族会が中心となって町民の善意を募り建て替えたものです。忠魂碑や慰霊塔ではなく社として残っているものは県内でも珍しいそうです。

31 プログラミング教育

羽島市6月議会で「プログラミング教育」について一般質問があり、タブレットパソコンを教育支援センターに46台配置するという答弁がありました(8月1日発行はしま議会だより)。そこで「プログラミング教育」について考えてみたいと思います。

プログラム(program)を英和辞典で調べると、名詞では「計画、予定、番組」、動詞では「計画を立てる、〇が〇するよう計画する、(コンピュータの)プログラムを作る」が出てきます。語源は「書きものによる前もっての告知」だそうです。運動会のプログラム、コンサートのプログラムなどでよく見掛けます。

では、「プログラミング教育」とは何でしょう。一般にプログラミングというと、英単語などが並んだコンピュータを動かすための命令文(Basic、Java、C言語、HTML等のプログラミング言語)でコンピュータを動かす命令書を作成(プログラミング)することを指します。

これが「プログラミング教育」となると様子が変わってきます。プログラム本来の「何をどのような順番で実行するか」ということがポイントになります。単純に、児童生徒にコンピュータを動かす技術を教えれば良いということではありません。プログラミングの技能を習得すること自体がねらいではありません。

小学校では「コンピュータに意図した処理を行うように指示することができる」という体験を通して、「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力プログラミング的思考)」を育成することが「プログラミング教育」のねらいの一つにあげられています。

「プログラミング教育」はコンピュータがない環境でも可能です。例えば、友人がキャンプでお米を美味しく炊けるようにするために、紙ベースを想定した場合に、何を(文章だけではなく図やフローチャートを使って)どのように記述すると友人は迷ったり失敗したりすることなく美味しく炊くことができるかを考えることも「プログラミング教育」であり、「プログラミング的思考」の育成になるのではないでしょうか。多くの授業実践例の提示が求められます。

新学習指導要領のポイント(プログラミング教育関連

小学校プログラミング教育の手引き(第二版)(文科省H30/11発表)

30 全国学力調査結果

4月に実施された全国学力・学習状況調査(全国学力テスト、小学6年と中学3年の全児童生徒対象、私立学校は一部のみ参加)の結果が文部科学省から発表されました。平均正答率の順位を云々する喧噪は少なくなってきましたが、平均正答率の順位で評価をしようとする流れは相変わらずです。

岐阜県は他県と比較して、小学校が低くて中学校が高いという傾向がずーっと続いています。このことを問題にする人、問題にしない人と様々ですが、私の周囲には「中学校が良ければOKじゃないの」と言う方が多いですし、私もそう思っています。終わり良ければ全て良しではありませんが、岐阜県の戦略としてこれはこれで良いのではという考え方です。とはいうものの、小学校が低くて中学校が高い理由については、何処かで研究していただいて広く教育関係者、一般行政関係者、保護者の共通理解を図るべきでしょう。皆さんは何が要因と思われますか。

平均正答率の0.1の増減を話題にすることがありますが、例えば小学校算数では設問が14問あって平均正答率は9.3問の66.3%でした。中央値は10問、最頻値は11問、標準偏差は3.1でした。勿論正規分布ではなく、高得点側に偏った分布です。このようなテストでは0.1の増減はほとんど意味が無いと思うのですが、どうなんでしょうか。

詳細は文部科学省発表の次のPDFファイルをどうぞ。

令和元年度全国学力・学習状況調査の結果(文科省発表サマリー)

 

29 閲覧数7000回達成 

7月29日にホームページ閲覧数が7000回を超えました。御覧いただいている皆様ありがとうございます。宜しければ、御感想などを info@minatani-kiyoshi.com 宛てメールでお送りください。

  • 2月 2374回(平成31年2月8日公開)
  • 3月 1259回
  • 4月 2097回(羽島市議会選挙の4/8~4/21は1482回)
  • 5月 415回
  • 6月 268回
  • 7月 627回
  • 7月末までの合計 7040回(7000回を超えました)