[通算HP閲覧回数 74,861回 (2023/10/20現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2023/10/12に福岡県春日市のコミュニティ・スクール(学校運営協議会)のお話を聞きました。春日市は、私が教育課題研修指導者海外派遣団の副団長として文部科学省から派遣されたときの、団員の方(現小学校校長)が住んでいるところなので、とても親近感を覚え一生懸命勉強しました。
▼コミュニティ・スクールの制度を導入して、年に何回か学校運営協議会を開催しているけれど、実態としては、地域の方々のご意見を伺っているだけ、という地域や学校が多いのですが、春日市はちょっと違っていました。
▼文部科学省は、社会教育分野で地域学校協働本部(地域コーディネーター)にも取り組んでいますが、春日市教委ではそれを学校運営協議会の実働組織に位置づけ、すべての学校に地域コーディネーターを配置し、その方々がコミュニティ・スクールの活動の中心を担っています。
▼また、コミュニティ・スクールの目指す姿として、「協働のまちづくり」を中心におき、「地域を生かす」「地域を学ぶ」「地域と学ぶ」「地域に還す」を挙げていました。最初の3つは多くの教育委員会で見かけますが、4つ目の「地域に還す」を明確に示されているのは初めてでした。しかも、「地域に還す」の取り組みの中心は「児童生徒の地域での貢献活動」であり、その先に「協働のまちづくり」があるという、学校だけではなく市政の「まちづくり」まで一体となった具体的な方向性が明確にされていました。
▼とても素晴らしい取り組みで、深く感銘を受けました。羽島市でも、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)のあり方が課題となっていますが、春日市の取り組みを参考にして、羽島市ならではのあり方を提案していきたいと思います。
▼上記とは関係ないけれど、夕べ私のために、妻と同居の子ども夫妻と3人の孫がハッピーバースデイを歌ってくれ、ケーキを一緒に食べました。ありがたいことです。
「教育」カテゴリーアーカイブ
319 小学校教員採用倍率2倍越え (20231014)
[通算HP閲覧回数 74,661回 (2023/10/14現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2023/10/12の岐阜新聞に「県教員試験合格倍率3.37倍」の記事がありました。直近2年間の倍率が2倍を割っていた公立小学校教諭の倍率が2.30倍へと0.45ポイント改善し、3年ぶりの2倍超になりました。
▼岐阜県教育委員会が実施する公立学校教員採用選考試験には、小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭、特別支援学校教諭、養護教諭、栄養教諭の職種があります。全体では、令和6年度の採用予定数546人程度に対して、出願者数2025人、受験者数1852人、1次合格者数1143人、合格者数549人でした。その内の公立小学校教諭は出願者数536人、受験者数499人、1次合格者数413人、合格者数217人でした。 ( 令和6年度採用の受験者数や合格者数等の詳細 (県教委発表) )
▼全体の合格倍率が2.98倍から3.37倍へ、小学校教諭が1.84倍から2.30倍へと高くなり、より競争性が担保され、結果としてより優秀な人材の採用につながったと思われます。しかし、一次資料をチェックすると、倍率が上がったのは、受験者数が若干増えたのに対して採用数がかなり減少したことが理由のようです。例えば、小学校教諭では受験者数が485人から499人へと14人増加、対して合格者数は264人から217人へと47人減少となっています。 ( 令和5年度採用の受験者数や合格者数等の詳細 (県教委パンフより) )
▼県教委コメントには「一喜一憂することなく」とありますが、まさにその通りで、小学校教諭については「3年ぶりの2倍超」ではなく、「受験者がたまたま14人増えた」と理解しておく方が、より科学的なものの見方考え方のようです。
260 教員採用試験2年連続2倍割れ (20220826)
208 教員採用試験 ついに2倍割る (20211004)
316 下呂市の中学校部活動地域移行 (20230922)
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▼2023/9/22の岐阜新聞に、下呂市内全6中学校の休日に行うすべての部活動を地域移行するという記事がありました。
▼下呂市では来年度から、教員の負担軽減を図りながら、どの中学校の生徒でも、生徒が平等にスポーツ、文化活動ができる環境の整備を目指して、希望した教員や地域住民を行政が「地域クラブ指導員」に任命し、「地域クラブ活動」として運営するようです。羽島市と同様に、全国の先頭を走っています。頑張れー、下呂市と羽島市。
▼2022/5/1の岐阜新聞によると、下呂市では、放課後の午後6時頃まで部活動を行っていましたが、2022年4月から市内全6中学校で、放課後部活動は授業時間を充てて週2回とし、下校時刻を原則午後4時半としました。一つずつ段階を踏みながら、しかし将来の目指す姿を明確にして施策を進めていく手腕は素晴らしいですね。 ( 4時半下校の新聞記事はこちらから )
▼下呂市は山間地域ですので、スクールバスやコミュニティーバスで遠距離通学している中学生が多く、また小規模校も多いという地域事情があります。なので、羽島市がそのまま真似をすることはできません。しかし、希望した教員が地域クラブ指導員となる部分には興味があります。私は、教育的見識やスポーツや文化芸術に関する指導力を持ち、継続的に同じ子ども達と触れ合いながらチームを育てたいと願っている教員が、たとえ学校を異動しても同じチームを指導し続けることできるようになると良いと思います。その方が、中学生にとっても教員にとっても Win Win だと思うのです。
▼そして、放課後の部活動は、学習指導要領のルールを守って、希望する中学生が自主的自発的に活動し、教員は指導者ではなく名実とも顧問になって部員の相談相手をするだけ。大会などに出場する場合は、ベンチやステージに入るのは部員だけで、監督やコーチ、指揮者、伴奏者は部員の中学生に限る。そして、そんな放課後部活動の中学生だけが参加できる大会を創設し、中学生が自分たちで運営する。こんなことは無謀な夢かな。実現してほしいな。実現に向けて頑張るぞー。
315 令6年度 文化部活動も地域移行へ (20230915)
[通算HP閲覧回数 73,564回 (2023/9/15現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼羽島市議会9月議会で、2023/9/14に一般質問を行いました。「農業の担い手不足」と「中学校部活動の地域移行」を取り上げました。4年前に議員に立候補した大きな理由である「学校教育の充実」と、議員2期目のテーマの一つである「水田稲作」の質問です。
▼「中学校部活動の地域移行」については、休日の運動部活動の地域移行は、既に羽島市のほぼ全体で始まっていますので、今回は文化部活動の地域移行を取り上げました。
▼私のこの質問に対して、市教育長は「令和6年度から移行モデルとして幾つかの文化部活動の地域移行を実施」と答弁されました。いよいよ、全国に先駆けて、運動系、文化系あわせた休日のすべての部活動の地域移行が始まります。類を見ない取り組みなので手探りで一歩一歩進めていくことになると思います。関係者のご苦労は大変なものかと思いますが、よろしくお願いします。
▼そしてこの取り組みが、小学生や中学生が自らの願い通りにスポーツや文化芸術に取り組めるよう、学校外に多様な活動の場を確保することや、教員の働き方改革を通して学校教育の水準維持につながることを、心から期待しています。
▼なお、私の一般質問の詳細は後日ご報告させていただきます。
291 中体連大会へ地域クラブチーム参加 (20230331)
250 部活動の地域移行-議会一般質問 (20220624)
313 令5年9月議会の一般質問一覧 (20230901)
[通算HP閲覧回数 73,123回 (2023/9/1現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2023/9/1に羽島市議会令和5年9月議会が開会しました。会期は28日間です。決算議会とも言われるように、令和4年度予算の執行結果を審議する議会です。一般質問には議長を除く17人中16人の議員が立ちます。私の質問は9/14(木)午後の最初の予定です。
▼私の一般質問は、クジで最終日になることが多いのですが、たとえ1人だけの会派でも会派代表質問として優先的に先に質問できるという申し合わせがあり、質問者16人中7人が会派代表質問のためのようです。
▼私の質問は2項目で、6月議会に引き続き「農業」と「教育」です。「農業」は「稲作の担い手不足」をテーマに、6月議会の答弁にあった「農地中間管理機構」や「羽島市第六次総合計画」の現状や機構の稲作担い手あっ旋状況などを尋ねます。「教育」は、「中学校休日部活動の地域移行」をテーマに、学校教育の在り方の観点からの地域移行の評価や文化系部活動の地域移行の今後について尋ねます。
▼これらの質問は、私が今回頂いた4年間の議員任期のテーマである、持続可能な農業の実現、そして持続可能な学校教育の実現に向けた、私の取り組みの一環です。興味のある方は是非ともライブ中継や録画中継で私の一般質問の様子をご覧ください。
市議会ライブ中継・録画中継はこちらへ (市議会HPへ)
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