2020/1/24開催「市総合計画審議会」を傍聴しました。将来都市像「心安らぐ幸せ実感都市 はしま」の実現を目指す「羽島市第六次総合計画基本構想」の改訂と、「羽島市第六次総合計画後期実施計画」の策定について審議する会です。内容は多岐に渡りますのでここでは触れませんが、印象に残ったことは障害者スポーツについてです。「今年は東京パラリンピックが開催され、障害者スポーツが注目されている。国では健常者スポーツも障害者スポーツも文部科学省スポーツ庁が所管している。しかし、多くの都道府県や市町村では、障害者スポーツは福祉という扱いで福祉所管部署が担当している。羽島市では、障害者スポーツを福祉ではなくスポーツとして捉えて欲しい。」という発言がありました。以前、岐阜県の障害者アスリートの方が全国で優秀な成績を収められたときに、車椅子を使っていらっしゃった当時の県障害者スポーツ協会の会長さんが、「この選手が健常者と一緒のチームで健常者と一緒にトレーニングしていることが素晴らしい」と仰っていらっしゃいましたが、そのことを思い出しました。 ( HP表示回数 13,026 カウント )
「市政」カテゴリーアーカイブ
84 議会一般質問(12月)
2019年12月開催の羽島市議会で一般質問をしました。スポーツ、文化、社会教育を教育委員会から市長の担当へ移し、市長が自らの権限と責任で、羽島市を活性化させる他の施策と共に総合的、横断的に推し進めてはどうか。また、羽島市のすべての子どもたちに、未来を生き抜く力(知識を多く身につければ将来より大きな利益が得られるというモデルが崩壊するだろう未来において、AIやロボットにはできない、疑問を持ち、創造力を発揮しながらチームワークの力でその疑問を解決していく力)を確実に身につけさせるために、教育委員会は学校教育の未来に向けた改革にすべての力を投入すべきではないか。それが羽島市の未来にとって最も良い方策と思われる、という提案です。市長の回答は、今後詳細な検討を加えながら判断するというものでした。 ( HP表示回数 12,937 カウント )
[出典] 令和2年2月1日発行「はしま議会だより」No169から一部抜粋
83 市下水道審議会
2020/1/31開催の市下水道事業審議会を傍聴しました。令2~11年度の「市公共下水道経営戦略」の審議が主な議題でしたが、内容は今後のパブコメ対象になるのでそこ(下のリンク参照)で御確認ください。一番の関心事は羽島市下水道料金の今後です。現在の県内状況は1ヶ月20㎥使用する一般家庭で、県内21市平均は3135円、一番高いのは本巣市の3996円、そして一番安いのが羽島市で2320円だそうです。同じように安い方だった岐阜市は令2年に、各務原市は令4年に値上げするそうです。このような状況の中、羽島市では適正料金を汚水処理経費(使用料経費)を下水道使用料で賄える水準と考えているようです。平30年度は78.9%(県平均は93.6%)賄えているそうなので、2320円÷78.9%=2940円が平30年度の適正水準ということに単純な計算上ではなりそうです。なお、令和11年度には100%賄えるようにすることが目標となっています。 ( HP表示回数 12,841 カウント )
市下水道事業審議会 会議要旨 R020131開催
80 市健幸づくり施策検討委員会
2020/1/21開催の「市健幸づくり施策検討委員会」を傍聴しました。この会では羽島市の保健事業の実績や評価が検討されました。医師会や歯科医師会の先生方を中心に活発な議論が行われ、とても参考になりました。朝食を食べない児童生徒の割合が小6、中3、高3とも大幅に上昇、中3、高3の喫煙、飲酒は大幅に減少といった報告がありました。また、市が実施するがん検診の受診率が低いという報告もありました。しかし、職場でのがん検診や個人での人間ドック受診などの状況が把握できないため、市民の正確な状況は不明のようです。最後に、医師会や歯科医師会の先生方の「羽島市民の健康を守るために積極的に協力するのでもっと相談をして欲しい」というありがたいお言葉をいただき会議が終わりました。 ( HP表示回数 12,602 カウント )
79 市地域公共交通協議会
2020/1/21開催の羽島市地域公共交通協議会を傍聴しました。今後の羽島市の公共交通網形成計画や公共交通確保維持改善について有識者等が協議する会です。
羽島市の公共交通は岐阜羽島駅を主要交通結節点として、①新幹線、②名鉄、大垣駅方面への③名阪近鉄バス、海津方面への④海津市コミュニティバス、輪之内方面への⑤輪之内町自主運行バス、そして、羽島市コミュニティバスの桑原方面の⑥南部線と市内循環の⑦はしまわる線4系統から成り立っています。新幹線岐阜羽島駅乗客数はH21の1,025,806人がH30の1,078,583人へと微増傾向、名鉄の羽島市内各駅乗車人数はH21の1,783,496人がH30の2,030,994人へと増加傾向(羽島市役所前駅と竹鼻駅は減少)、名阪近鉄バス利用者はH22の103,272人がR1の152,227人へと増加傾向にあります。一方、羽島市コミュニティバスの利用者はH22の148,177人がR1の101,343人へと減少傾向にあります。
この傾向は、通勤通学や一定程度以上の距離の移動では公共交通を利用するけれど、近くでの買い物や病院への通院、役所での手続き等では、公共交通よりも自家用車を利用するという実態が反映されているようです。その背景は、自家用車は便利で公共交通(コミュニティーバス)は不便ということのようです。この不便さを解消するためには、便数を増やしたり、きめ細かく市内を回ることが有効なのですが、市民の税金の使い道の優先順位からすると、そのような対策はかなりの困難を伴いそうです。このような環境の中、大垣から揖斐までの近鉄、恵那から明智までの明知鉄道、可児から御嵩までの名鉄など、「乗って残そう」を合い言葉にした存続運動は多いです。ある元知事の方も「必要ならば乗らなければならない、乗らなければいつか無くなる、これが道理」と言っていらっしゃいました。
不便だから乗らない、乗る人が少ないから改善できないという、鶏と卵のどちらが先かという論争になってしまいそうですが、高校生・大学生・専門学校生や高齢の車所有者の方が「乗って残そう」とどの程度努力できるかが、公共交通確保維持改善のための重要ポイントかもしれません。全世代による冷静で論理的な議論が必要ですね。 ( HP表示回数 12,363 カウント )
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