184 コロナから命を救う「病院長会議」

(通算HP閲覧回数 38,699回  2021/4/30現在 )
朝日新聞出版「AERA」(21.4.26 No21)に『「病院長会議」でコロナから命を救う』という5ページの記事(AERA dot の記事紹介へ)が掲載されました。静岡県掛川市の中東遠総合医療センター院長宮地正彦医師がとったコロナから患者の命を守るための行動を紹介した記事です。
▼AERA記事の抜粋を御紹介します。「静岡の東部から西部へ搬送された患者さんが着いて間もなく亡くなった。もう見過ごせない。オンラインの病院長会議の開設を提案しました。」「早急に病院長会議を開き、どの病院に何人の患者が入院しているかという情報を共有して、カバーし合わなくては救える命が救えなくなる」「12月17日、第1回の病院長会議が開かれた。会議には全院長が顔をそろえ、行政担当者、感染症医らも加わる」「以後2週間おきに病院長会議は開催」「大きな病院でもコロナに消極的な院長がいました。だけど、入院患者の情報を開示し合い、自院の立ち位置が分かり、拒みにくくなった」「4月8日、静岡県の病院長会議が開かれ重症病床5床、一般病床20~30床の増床が確認された。これは患者を診る医師の顔が浮かぶ、血の通った病床の数である。宮地が投じた病院長会議という一石は全国に波紋を広げている」
▼中東遠総合医療センターは掛川市と袋井市の市立病院の統合で2013年誕生した病院です。統合の理由は経営が立ち行かなくなったからだそうです。2代目院長として2016年に赴任した宮地医師は、統合してもなお経営が火の車だったこの病院の立て直しから頑張らざるを得なかったそうです。
▼岐阜県ではどのような動きがあるのでしょうか。県庁の役人主導で会議が開かれているようですが、対策の立案に加えて、病院間の信頼関係の醸成も進んでいるのでしょうか。このような静岡県の動きを是非とも参考にしてほしいものです。
▼AERA記事は「行政の誰が責任をとるかわからない責任を気にして停滞していられない。より良い対応が先。スピードが勝負なのです」と結ばれています。
▼最後に。宮地医師は私の高校同級生。先日はZoom飲み会をしました。けれど、こんな行動力溢れる人物とは知らなかった。宮地君、知らなくてごめんなさい。見習わなくては!

AERA dot 『「病院長会議」でコロナから命を救う』 AERA (21.4.26 No21) 記事紹介
96 医師からコロナ感染のメール
中東遠総合医療センター ホームページ
宮地院長のメッセージ

183 議員研修 生駒市長講演など

(通算HP閲覧回数 38,477回  2021/4/23現在 )
▼コロナ対策を万全にして市町村議会議員特別セミナーに参加し勉強してきました。
▼京都大学教授「人口減少、ポストコロナ社会のデザイン」奈良県生駒市長「コロナ禍のピンチをチャンスに変える自治体になるためには?」北海道大学教授「これからのスマート農業」さぎの湯温泉旅館竹葉女将「女将が地域と共に立ち上がる」の90分4本勝負の講演を拝聴しました。
▼生駒市小紫雅史市長は国の官僚から転身された市長2期目47歳の方です。「自分らしく輝けるステージ・生駒」という地域活動を中心に据えたビジョンで「行政主導、市民=お客様」から「協創、市民と共に汗をかく」へとまちづくりを進めていく手法をしっかりと自ら評価されていたのが印象的でした。羽島市を含め多くの市町村がこのような方向性を持って動いていますが、論理的な説明には説得力がありました。
▼また「議員の皆さんにお願いしたいこと」として、①「〇〇問題と言えば〇〇議員」と言われるような「専門性」を持った議員、②「批判のための批判」「まちづくりにつながらない質問」「ここが不足しているから問題だ」と100点に固執する評論家にような議員でなく「地域愛に溢れた」議員、になることをなどを挙げられました。
▼さらに、(ア)行政のチェック機能は大切、でもそれだけが議員の仕事ではない、(イ)プレイヤーとしての現場経験、専門性を高める自己研鑽、具体的な提案により、議員自らがまちを変えていく、(ウ)一度決まったことについては発信の先頭に立つ、の3点を大切に、令和時代の新しい議員のモデルとして活躍して欲しいと、私達への期待を熱く語られました。
▼私の専門は「教育」ですが、この研修に刺激され、もっと幅広い力を身につけ「ふるさと」のために今まで以上に頑張らねばと決意を新たにしました。ご指導ご支援をよろしくお願いします。
138 災害時議員活動の研修

182 議会改革第3弾 市民の声を市議会意見箱へ

(通算HP閲覧回数 38,161回  2021/4/16現在 )
▼議会改革の目標の一つに「開かれた議会」「身近な議会」があります。そのためには市民の声を議会へ届ける仕組みも必要です。
▼というわけで議会改革第3弾です。まだ公表されていない(公表されました)ようですが「羽島市議会意見箱」の設置が2021/3/2の羽島市議会全員協議会で決定しました。 意見等記入用紙はこちら(PDFファイル) です。議会開会中は議場入口に設置してある意見箱へ、閉会中は市役所4階議会事務局へご提出ください。
▼この仕組みの画期的なところは、回答することを前提としているようにも読み取れることです。しかも、意見と回答が必要に応じて市議会HPで公表されます。なお、市議会に回答を求めるためには氏名、住所、電話番号の記入が必要ですが、これらは個人情報保護条例により守られます。
▼「181 議会改革第2弾 議員定数中間報告公表」に関心をお持ちの方には「市議会へ意見を言いたいがどうしたらよいのか」という疑問がありそうです。その場合には、この「羽島市議会意見箱」を御利用ください。羽島市議会からの回答が期待でき、しかも市議会HPで意見と回答が公表されるかもしれません。
羽島市議会を巡る議論が活性化し、市民に開かれた議会、市民と共に活動する議会を実現するために今後も頑張ってまいります。御支援を賜れば幸いです。


181 議会改革第2弾 議員定数中間報告公表
179 議会改革第1弾 議員賛否結果公表
170 議会改革(羽島市議会)
139 議会から公開質問へ回答
133 議会改革「議員定数削減の署名11,011人」