428 小中学校の統廃合 (20251114)

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426427の投稿のように2025/10/21に東京で国の官僚の方々と意見交換をしてきました。テーマの一つが「小中学校の統廃合に対する国の考え方や支援について」でした。
▼文科省の説明は「小中学校の適正規模・適正配置に関する基本的な考え方」、「公立の小中学校の適正規模・適正配置関連の文部科学省の取組」、「都道府県の指導・助言・援助の在り方」などについてでした。
▼私は県教委勤務のときに、現文科省初中局長の望月氏を含め、文科省から出向してきたキャリア官僚の方々と一緒に、県立高校の統廃合「生徒いきいきプラン」を担当し約5年間にわたってその趣旨を県内全域を回って県民の方々へ説明してきました。行政マンとしてとても厳しく大変な仕事でしたが、県民の声を聞いて勉強になったことも確かです。そのため、統廃合のあれこれは概ね把握しているつもりですが、改めて国の説明を伺うことで古い記憶を最新の知識で上書きすることができました。
▼最近では、望ましい教育環境の構築と教育の質の充実を図るための、恵那市の旧岩村町・山岡町・明智町・串原町・上矢作町にある5中学校を1校へ統廃合する話題や、各務原市の小中学校統廃合の話題などが聞こえてきます。
▼羽島市でも少子化が進展する中で小中学校の児童生徒数の減少が見込まれます。将来を見据えて、子供たちの教育環境を守るための方策を今から考え始める必要があります。今回は、そのための知識を得る良い機会となりました。
▼なお、担当は「文部科学省初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室義務教育改革係」という長い名称の部署です。ご説明いただいたのはこれまた長い肩書きの「文部科学省大臣官房教育改革調整官(初等中等教育企画課教育制度改革室)」の小倉さんです。私が想像するに課長級のキャリア官僚の方です。係の正式名称や説明者の肩書きには興味のない方が多いと思いますが、余りに長いのでご紹介してみました。
▼意見交換終了後の雑談では、GIGAスクール構想で小中学校の児童生徒へ無償配備されているタブレットパソコンについて、「教材等提示装置としての役割を越える新たな役割を、普段の授業の中で見ることができるようになると良いですね」で小倉さんと意気投合しました。