425 ついに女性首相誕生おめでとう (20251024)

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▼2025/10/21に高市氏が首相に就任しました。初の女性首相です。先進国と言われるG7の中では5番目の女性メンバーとなります。残るはフランスとアメリカです。共に国民の分断が心配されている国ですね。因果関係があるのかどうかは分かりませんが。
▼10/21は所用で衆議院議員会館にいました。首相指名選挙の本会議開始を知らせるベルが聞こえてきたり、大臣候補の議員の事務室前に報道陣が集結してきたりと、国会周辺の緊張感が伝わってきました。
▼高市総理大臣は「責任ある積極財政」を推進するようです。岸田内閣、石破内閣はどちらかというと「財政規律」を守る方向だったと思っていますが、内閣の方針が変わりそうです。
▼私は工学部出身で経済には明るくないのですが、「財政規律」を守ると税収の範囲内で予算を組むことが目標となり、大胆な支援策や未来への投資を実施しにくくなります。一方、「積極財政」では支援や投資が充実しますが、将来世代の負担が増大し国の信認を損なう危険性があります。どちらも目標は日本の安定と経済成長なのですが、さて将来の日本はどうなっているでしょうか。
▼国民の最大関心事は「物価高対策」と思われます。現在の「物価高」は「円安インフレ」と言われています。となると「物価高対策」は「円安是正」となるのですが、国民に直結する「物価高対策」はやはり「賃金アップ」だと考えられます。物価が高いという理由で、国民の負担を軽くしたり支援をしたりするのは「物価高対策」ではなく、本質的には中間層や低所得者などへの「生活支援」であり、ちょっと方向性がズレているのではと思ったりしています。日本の経済や企業の在り方を変えるような根本的な「物価高対策」を期待しています。ところで円安でインフレならば高くなるといわれる金利はどうなるのかな?
▼高市政権は自民党と維新の連立政権です。それを担保しているのが自民党と維新との間の12項目の合意文書です。この文書を詳しく読むと「何をいつまでにどうするか」の「いつまでに」と「どうするか」について、「令和7年臨時国会中に」「令和7年度中に」「令和9年度末までに」、「実施する」「検討を進める」「目指す」など様々な表現が使われています。表現の使い分けとその意味するところを考えるのは、なかなかに勉強になります