320 春日市のコミュニティスクール (20231020)

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▼2023/10/12に福岡県春日市のコミュニティ・スクール(学校運営協議会)のお話を聞きました。春日市は、私が教育課題研修指導者海外派遣団の副団長として文部科学省から派遣されたときの、団員の方(現小学校校長)が住んでいるところなので、とても親近感を覚え一生懸命勉強しました。
▼コミュニティ・スクールの制度を導入して、年に何回か学校運営協議会を開催しているけれど、実態としては、地域の方々のご意見を伺っているだけ、という地域や学校が多いのですが、春日市はちょっと違っていました。
▼文部科学省は、社会教育分野で地域学校協働本部(地域コーディネーター)にも取り組んでいますが、春日市教委ではそれを学校運営協議会の実働組織に位置づけ、すべての学校に地域コーディネーターを配置し、その方々がコミュニティ・スクールの活動の中心を担っています
▼また、コミュニティ・スクールの目指す姿として、「協働のまちづくり」を中心におき、「地域を生かす」「地域を学ぶ」「地域と学ぶ」「地域に還す」を挙げていました。最初の3つは多くの教育委員会で見かけますが、4つ目の「地域に還す」を明確に示されているのは初めてでした。しかも、「地域に還す」の取り組みの中心は「児童生徒の地域での貢献活動」であり、その先に「協働のまちづくり」があるという、学校だけではなく市政の「まちづくり」まで一体となった具体的な方向性が明確にされていました。
▼とても素晴らしい取り組みで、深く感銘を受けました。羽島市でも、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)のあり方が課題となっていますが、春日市の取り組みを参考にして、羽島市ならではのあり方を提案していきたいと思います。
▼上記とは関係ないけれど、夕べ私のために、妻と同居の子ども夫妻と3人の孫がハッピーバースデイを歌ってくれ、ケーキを一緒に食べました。ありがたいことです。