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▼2023/7/20の岐阜新聞に、山県市の「統廃合せずに学校間連携」という記事がありました。少子化が進む中、多くの市町村では学校を統廃合して学校規模を維持し教育水準を保とうとしていますが、山県市ではあえて統廃合せずに合同授業などの連携を深めることにより現在の教育水準を維持しようとしています。
▼記事にある伊自良中と美山中の間の移動には、片道でバス乗降を含めて授業1コマ分弱の時間が必要と思われますが、移動しないですむ情報通信技術を活用した両校合同授業なども実施するのでしょう。 ( 山県市立小学校及び中学校適正規模等検討委員会の答申はこちらからどうぞ )
▼一方、恵那市南部(岩村、山岡、明智、串原、上矢作の五地域)では、各地域にある五中学校を統合する計画が進んでいます。2023/2/12の中日新聞によると、恵那市教委の教育長は「子どもたちを多くの考えに触れさせ、社会性を育んでほしいため、大きい学校で生活させたい。一学年に複数の学級がある学校を早くつくりたい」と説明されているようです。 ( 恵那市教委の恵那南地区中学校の再編に関する考えはこちらからどうぞ )
▼少子化が学校教育へ及ぼす影響への対応方法は、それぞれの地域の状況によって変わるのは当然です。どのような対応が最善だったかは、未来から現在を振り返った時にしか分からないのかもしれませんが、その地域、地域で英知を集めてその時に最善と思われる方法を選択したいものです。
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