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▼2025/3/27に羽島市議会3月議会が閉会しました。3月議会は4月からの新年度に向けて予算や条例改正を審議し、新年度を円滑にスタートさせるための重要な議会です。予算に加えて条例改正では、適応指導教室を「こどもサポートルーム」へ名称変更し中島中学校内へ増設すること(昨年9月議会での私の提案が実現しました)や、副市長を1人から2人へ増員することなどを議決しました。
▼現副市長の石黒恒雄氏(64歳)は任期満了でご勇退されます。長い間、羽島市の発展充実にご尽力いただきありがとうございました。新しい副市長は國枝篤志氏(62歳)と鷲野俊樹氏(64歳)です。(年齢は4月1日現在)
▼國枝氏は羽島市在住です。羽島市職員で秘書広報課長や理事兼市長室長など市の危機管理や政策立案・推進の中心にいた方です。私は若いときから奥様とは知り合いでしたが、ご本人とは市議になってから知り合いになりました。根拠に基づいて的確な判断をされる、とても信頼できる方です。
▼鷲野氏は岐阜市在住です。技術系の元岐阜県職員で、県都市建築部下水道課長、県美濃土木事務所長など技術系の本流を経験されてきた方です。羽島市の技術系職員の良き理解者、指導者になっていただけるとともに、岐阜県とのパイプ役も務めていただけるなど、まさに羽島市に必要な人材です。
▼ところで話題は変わって、3月25日の全員協議会のことです。
▼市議会議員も県議会議員も国会議員も「重鎮とか長老とかベテランとか称される当選回数の多い議員が隠然たる力を持っていて、実際には彼らが議会や政治を回している」と言われることがあります。私も、議会運営や政治活動が「当選回数重視主義」で動く仕組みになっているな、と感じることがありました。そして、政治の閉塞感の根っ子にはこの「当選回数重視主義」があるのでは?と思うようになりました。
▼私は、選挙により負託を受けた議員はどの議員も分け隔てなく平等という「全議員完全平等主義」が実現されるべきと考えています。
▼そこで、全員協議会で私から羽島市議会が「当選回数重視主義」から「全議員完全平等主義」へ転換すること提案しました。具体的には、議員の序列付けの象徴とも思われる議員の並び順である議席番号、議席順を、当選回数優先の決め方から全議員平等なくじ引き方式への変更を提案しました。
▼採決の結果は残念ながら賛成7票、反対9票で否決されました。私と一緒に活動している若手でフレッシュな議員には賛成していただいたのですが、残念ながら当選回数の多いベテランや年配の議員には反対されました。既得権益を守るためと仮定すれば「さもありなん」なのですが、実際はどうなのでしょうか。
▼年功序列は日本の伝統ですが、年功序列から卒業しなければ閉塞感の打破、組織の活性化、改革の進展が望めないことは、企業経営者や第一線で働く若者達の常識であり組織マネジメントの基礎基本だと思っていましたが、どうも議会ではそうではないのかもしれませんね。
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