8月29日に羽島市議会(令和元年9月定例会)が開会しました。9月25日までの25日間の会期です。30議案が上程され12人の議員が一般質問をします。私も教育関係で2本の質問をする予定でしたが、諸般の事情で質問できなくなりました。残念。
「南谷清司」カテゴリーアーカイブ
37 コミュニティースクール
8/29地元小熊町で開催された羽島市タウンミーティングに参加しました。「地域とともにある学校づくり(コミュニティースクール)」と「お年寄りの福祉」がテーマでした。コミュニティースクールは昨年度に引き続いて取り上げられました。羽島市の熱意が伝わってきます。
コミュニティースクール(学校運営協議会)は社会総掛かりでの教育の実現の鍵となる仕組みです。「教育は専門家に任せておけば良い、教育のことはよく分からない、学校に何かもの申すなんておこがましい」から「子どもの教育を自分たちの手に取り戻す、学校を地域社会に取り戻す」への流れの中で、「開かれた学校づくり」が始まりました。20年ほど前に始まった「学校評議員制度」(岐阜県立学校への導入は私が担当しました)、その後の「学校支援地域本部」、「学校関係者評価委員会」、そして現在の「コミュニティースクール(学校運営協議会)」へと発展してきました。新しい学習指導要領では「社会に開かれた教育課程」(学校教育を通じてよりよい社会を作るという目標を学校と社会とが共有し,必要な教育内容を明確にしながら,社会との連携・協働によってその目標の実現を図ること)が示され、学校運営から教育課程へと踏み込んでいます。
学校運営協議会の委員は羽島市の特別職非常勤公務員の身分を持ち、一定の権限と責任があります。この部分は意見を言うだけの立場である学校評議員とは大きく異なる点です。学校運営協議会の委員の皆様には、これまでの大きな御努力に深く感謝すると共に、「社会に開かれた教育課程」まで意識され、子ども達の未来のために更なる頑張りをお願いする次第です。
36 総合教育会議
8/28開催「羽島市総合教育会議」を傍聴しました。この会議は市長が招集し、市長と教育委員会(教育長と教育委員)が、教育行政の大綱の作成、教育の条件整備など重点的に講ずべき施策、児童生徒の生命身体保護など緊急の場合に講ずべき措置について協議調整します。今回は、市長が策定する「羽島市教育大綱」(教育の目標や施策の根本的な方針)と「いじめ」が議題でした。
いじめの議論で、ある教育委員が「様々ないじめ防止や対応のためのルールが定められているので、それに従って確実にやって行くことが重要であることは当然であるけれど、働き方改革の中での先生方の職場風土にもっと目を向けて、よりよい職場環境を作らないと子どもたちの細かな様子までの情報共有はできない」と指摘されました。私にとっては、今日の会議でのもっとも重要な意見だと感じました。
35 子ども・子育て会議
8月27日開催の羽島市子ども・子育て会議を傍聴しました。この会議では羽島市が子育て支援の拡充に向けて取り組むべき内容を大学教綬や幼稚園保育園経営者代表、子どもの保護者など10人の委員で議論します。今回は、令和2年度から6年度までの第2期子ども・子育て支援事業計画策定のために、今までの評価や課題について議論されていました。話題の中には、子育て支援に関する情報の発信方法、小と幼保との連係の深化、保育園等利用料無償化が将来に及ぼす影響など、興味深い内容が含まれており、委員の皆様の熱心な姿勢が印象的でした。委員の皆様、ありがとうございました。
34 市町村議会議員セミナー
(財)市町村研修センター主催の市町村議会議員セミナーに参加しました。議会改革の動向について山梨学院大学江藤利昭教授の講演を拝聴しました。議員報酬減額、議員定数削減は議会改革ではない(行財政改革?)、情報公開、議会中継、対面式議場、一問一答形式等は古い議会改革。これからの議会改革は、閉鎖的でなく住民と歩む議会、質問の場だけでなく議員間討議を重視する議会、首長の政策に対して是々非々とチェックする議会ではなく首長と政策競争する議会を目指すべき。住民自治の根幹としての議会であるべきという内容でした。なるほど、なるほどですね。勉強になりました。
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