岐阜県では全国で活躍する部活動を実施している一部高校で県外からも生徒募集することになりました。募集枠は入学定員とは別のようなので県内受験生への影響は無いかもしれません。岐阜県民の税金を使って活動することにはなりますが、全国大会で活躍し県民に誇りと希望を与えてくれれば県民は大いに喜ぶことと思います。見事入学したら、途中で退部することなく高校3年間をその部活動で自分のためにも頑張ってくれることを願っています。しかし、部活動は教員多忙化の要因の一つでもあり、県教委は「部活動ガイドライン」を示しながら教員の指導時間削減と部活動の活動時間適正化を指導しています。一方、甲子園の結果や国体天皇杯順位などで評価される競技力向上も県にとっては重要な課題です。「部活動ガイドライン」に関してダブルスタンダードになることなく、この両方の課題を解決するのはかなり困難な教育行政運営ですが、県教委には是非とも両立を実現してほしいものです。 ( HP表示回数 14, 512カウント )
「教育」カテゴリーアーカイブ
98 高校入試日程と学科改編
岐阜県教育委員会が令和3年3月に実施する公立高校入試の日程・概要・学科改編を発表しました。参考までにどうぞ。岐阜県の中学校は、入試の出来具合に左右されて心が沈む生徒がいない高校入試前に卒業式を実施します。他県では、入試が終わった開放感から素直な気持ちで式に臨める高校入試後に卒業式を行う場合もあります。どちらが生徒たちの為になるかは議論の分かれるところです。 ( HP表示回数 14,377 カウント )
95 臨時休校中の自宅学習支援サイト
文部科学省が新型コロナ対策のための臨時休業期間における学習支援コンテンツを集めた「子供の学び応援サイト」を開設しています。幼・小・中・高・特の校種別に教材等が紹介されています。また、家庭での学習に役立つ動画サイトやデジタルコンテンツも掲載されています。かなり便利そうです。ところで、今回の全国一斉休校では、家庭で子どもの面倒を見る保護者の負担、保護者が仕事に行けないための休業補償や医療福祉関係の人手不足、保育園や学童保育の生活環境、給食材料の廃棄などが話題になっています。それらは確かに大きな課題です。一方、学校で教育を受ける権利を子どもたちから突然に一ヶ月も奪うことは、子どもたちの学びや成長にじわじわと影響します。そして、この影響の大きさ、怖さを、報道を始め評論家のコメントや国会の議論で話題にしていただけない現実は悲しいです。子どもたちへの感染防止や子どもたちを介した感染拡大防止の重要性、緊急性は十分に承知していますが、子どもたちとって、学校へ通う権利を保障されることが如何に大切で重要なことか、ということにも是非とも関心を持って欲しいと思っています。 ( HP表示回数 14,191 カウント )
「ベネッセ」等様々な団体も同様のサイトを設けています。
93 臨時休校中の遠隔授業
3/5の新聞に、臨時休校中の小中学生が、自宅でインターネットを介して、学校の先生方の指導のもとでタブレットを使って学習する「遠隔授業」の記事がありました。今回の緊急事態への対応を契機に、学校における情報通信技術(ICT)の活用が一挙に進むのかもしれません。岐阜県の小中学校では、県教委の御努力で、児童生徒の成績処理等を行う「県内共通の教務システム」が動き始めています。県内どこの小中学校でも同じシステムなので、転勤しても使い方は変わりません。今後、より現場が使い易いように操作性を改修できれば、「先生方の働き方改革」に大いに役立つことでしょう。学習指導においても、今回の記事のような情報通信技術(ICT)を活用した「県内共通の学習指導システム」が県教委主体で導入されれば、先生方は大いに助かることでしょう。学校現場の学校事務や学習指導の情報通信技術(ICT)を活用した生産性向上は「先生方の働き方改革」にとって最も効果のある最重要事項です。県教委の先進的な取り組みが期待されます。
なお、新聞記事中の岐阜大学加藤教授、岐阜女子大学松井准教授は羽島市在住の方で、文溪堂さんも羽島市の企業です。加藤教授、松井准教授は私が県庁勤務の時に一緒に仕事をさせていただいた方です。文溪堂さんの会長さんも岐阜高勤務の時に大変御世話になった方です。また、文溪堂さんは「県内共通の教務システム」も担当していらっしゃいます。羽島市に縁のある方々が岐阜県教育の発展充実のために努力していらっしゃいます。ありがとうございます。羽島市の教育もよろしくお願いします。 ( HP表示回数 13,927 カウント )
92 全国一斉休校要請
2/28に首相の要請に基づく小中高特における全国一斉休校の通知を文部科学省事務次官が出しました。突然御家庭に子どもたちがいることになった保護者の方々はさぞかし戸惑っていらっしゃることと思います。また、各家庭の事情だけでなく、学校が唯一の平安の場所だった子どもたち、逆にいじめなど辛い学校生活を送っていた子どもたち、さらには学校給食でやっと栄養を補給できていた子どもたちなど、様々な境遇で頑張ってきた子どもたちがいることを思うと、複雑な心境です。社会全体で子どもたちの心に寄り添った対応が為されることを願っています。 ( HP表示回数 13,792 カウント )
このような場合には、原点の情報に戻れということで、2/28付け文部科学省通知を転載します。今後の動きを予測するのにも役立ちます。
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