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▼2025/1/17に「羽島市における幼保小の連携のあり方」について答申と報告書が羽島市幼保小連携推進協議会から羽島市教育委員会へ提出されました。
▼羽島市内の小学校は市教委(教育長)が担当、ほとんどの幼稚園と保育園は市長・知事部局(市長・知事)が担当しています。幼保小連携の課題の多くはこのように担当が分かれていることから発生していると私は考えています。国では、幼保小を同じ省庁の所管にするような改善の動きが何度も起きましたが、実現することはなく小学校と幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省・こども家庭庁との縦割りのままになっています。そして羽島市は県や国に連動しています。(国・県・市の行政体制はこちらからどうぞ)
▼今回の答申は小学校を担当する市教委(教育長)だけが提出先になっていて、ほとんどの幼稚園と保育園を担当する健幸福祉部(市長)は提出先になっていません。ひょっとするとこんなところにも担当が別れていることによる連携の難しさが表れているのかもしれません。(私はこの会議を何回も傍聴しましたが、毎回の会議に健幸福祉部の担当者も出席して、双方の担当者はしっかりと連携していました。)
▼幼保小のよりよい連携を実現するためには、やはり小学校と幼稚園・保育園は同じ部局が担当した方が良いという思いは変わりません。教育委員会の小学校・公立幼稚園の指導主事を健幸福祉部へ併任して、私立の幼稚園・保育園に対する指導権限を持たせるだけでも、幼保小の連携は大きく深まります。私が県教委で幼保小連携の担当課長だったときには、担当指導主事をそのように併任していました。
▼なお、高知県では幼稚園・保育園の事務を補助執行及び事務委任により、教育委員会に集約しています。そして、保幼小連携・接続、保護者や厳しい環境にある子どもへの支援、幼稚園や保育園の運営支援、小学校や幼稚園の教諭・保育士などの研修を一元的に展開しているようです。岩手県花巻市、大阪府箕面市、岡山県総社市などでも同様の取り組みが行われているようです。子育て施策を充実するために参考にしたいところです。(こども家庭庁が調査した事例集はこちらからどうぞ (PDFファイル))
▼いよいよ通算HP閲覧回数が99,993回と10万回まであと7回になりました。記念の10万目はどなたかな。(追記:この388番目の記事をアップした直後の2025年2月8日午前9時20分頃に10万回を達成しました。HPを開設したの2019年2月8日なのでちょうど6年で10万回達成です。1回の記事につき平均で約250回のHP閲覧数になるようです。私の拙いHPをご覧いただいている皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。)
幼保小連携のあり方の答申と報告書はこちらからどうぞ (PDFファイル)
332 幼保小連携推進協議会 (20240119)
357 園児から小学生への架け橋 (20240705)
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