357 園児から小学生への架け橋 (20240705)

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▼2024/7/3に「第5回羽島市幼保小連携推進協議会」を傍聴しました。この協議会では、令和5年1月から、幼稚園・保育園と小学校の学びの連続性に配慮した連携の在り方幼児教育の在り方について議論しています。検討結果は今年度中に発表される見込みです。
▼幼稚園・保育園と小学校では、年齢の差による発達の違いだけでなく、一日の流れや先生方の指導方法にも違いがあります。大きな違いとしては、幼稚園・保育園では方向目標(~を感じる、~を味わう、~を楽しむ)を実現するために、遊びを通して学びの根っこをつくりますが、小学校では、その根っこを土台にして、到達目標(~ができる、~が分かる)を達成するために教室で一斉に学ぶことがあります。
▼このように幼稚園・保育園と小学校では様子が異なることから、そのギャップを乗り越えるのに、小さな子ども達が不安を感じています。このような状況を改善するために、幼稚園・保育園と小学校がお互いを理解し合い、子ども達の苦労をもっと減らすためにお互い協力することが「幼保小連携」です。
▼また、このような違いを、保育園・幼稚園と小学校の先生、保護者、そして地域が理解することが、保育園・幼稚園における幼児教育の在り方を考える第一歩のようです。そして、保育園・幼稚園で、教育の名の下に小学校で学ぶことを先取りしたり、躾の名の下にみんな一斉に同じように行動する練習をしたりすることは、ひょっとすると子ども達のためにならないことも、私たちは理解する必要がありそうです。

文科省「幼児教育と小学校教育がつながるってどういうこと?」から抜粋

332 幼保小連携推進協議会 (20240119)
【会議要旨】羽島市幼保小連携推進協議会(羽島市HP)