[通算HP閲覧回数 82,847回 (2024/06/21現在)、連絡先:info@minatani-kiyoshi.com]
▼2024/5/21の岐阜新聞に、解体予定の羽島市役所旧本庁舎のアーカイブ保存が公開されたという記事が載りました。
▼羽島市役所旧本庁舎は羽島市出身の著名建築家の設計ということで、保存か解体か数年にわたって検討してきました。市民の多くは「未来を背負う子ども達に多大な経済的負担を残すことはやめ、跡地を有効活用してほしい」という意見と思われます。一方、市外の建築関係者や一部の市民と数人の市議会議員は、文化財としての保存を求めていました。そして、今年3月議会で、議員多数の賛成により最終的に解体が決定しました。
▼現在解体工事が始まっていますが、反対の市民数人が、5月21日に解体工事差し止めを求める訴訟を起こされたようです。しかし、私が想像するに、判決が出る前に解体工事は終わってしまいそうなので、訴訟の効果はあまりなさそうな気がします。いずれにしても、羽島市民がハッピーになるような判決を期待しています。
▼とはいうものの、郷土が誇る建築家設計の価値ある建物であることは確かなので、その価値を後世に残すためにアーカイブ保存されました。皆様、市役所にて、あるいはネット上にて、是非とも羽島市役所旧本庁舎とその内部をご鑑賞ください。
▼岐阜市司町にある岐阜県庁旧庁舎のように、文化財保存という名目のもとに、一人寂しく柵に囲まれて孤立し、朽ちていくだけの姿を晒し続けるよりは、羽島市ははるかに良い対応ができていると思っています。
羽島市旧本庁舎デジタルアーカイブ (羽島市HP) はこちらから