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▼2023/9/29は羽島市議会最終日。本会議はいつも通り11時頃に終わりましたが、その後の全員協議会が、これまたいつも通り紛糾し、終了は昼ご飯抜きの午後2時頃でした。その後、高校の同級生の講演会を聴きに母校岐阜高校へ駆けつけました。
▼彼は、50歳半ば過ぎに国際連合勤務を志し、競争試験を経て59歳の時に国際連合監査部監査役として採用され、65歳まで国連難民高等弁務官事務所の現地事務所(ケニア、ヨルダン等)で働いていました。米、英、仏、独で暮らしたこともあり、96ヶ国を訪問したそうです。
▼そのような国際経験を踏まえ、後輩の岐阜高校の生徒たちに、主権者教育として、世界常識から見えてくる日本の政治の特異性、特に「自分からは決して戦争をしない」という観点だけではなく、「他国の侵略から国を守る」という観点も含めた安全保障や、何を議論すべきかという観点からの日本政治のあり方について、熱っぽく語ってくれました。生徒達は、自分の「脳みそ」で深く考えるための貴重な材料を得たことでしょう。
▼私は、前は岐阜高校の校長でしたが、現在は市議会議員という政治家の端くれですので、「理想どおりには行かない現実社会の中で、解決策を見出すことが政治の役割であり、反対だけしている政治家は政治家としての役割を果たしていない。」という話に、思わず姿勢を正しました。そして、講演の前の羽島市議会全員協議会の紛糾を思い起こしてしまいました。
▼今回の羽島市議会全員協議会では「秘密録音(無断録音)」の事実が明らかになりました。ある議員が、当時の議長・副議長との議長室における会話を、議長・副議長に無断で録音しました。秘密録音は、一般的には法に触れない行為なのかもしれませんが、議長室での議長・副議長との会話を相手に知らせずに秘密録音することは、議員のあり方から、また羽島市議会の品位や良識からも、大きな疑問を感じざるを得ません。
▼令和4年9月議会の一般質問でも「◯◯議員に、そんなこと言っておると、いつまでも、かばっておることになるぞと。これはテープにありますよ、◯◯さんと話したときのやつは。」(羽島市議会会議録より)という発言がありました。このテープというのは、ひょっとして◯◯議員と誰かの会話の「秘密録音」かもしれないこと、そしてそのことを議場で堂々と話されたことに、当時は大きなショックを受けました。
▼今回も、「秘密録音」について年配議員やベテラン議員から擁護する発言が相次いだので、羽島市議会の一部議員の間では、当たり前のことと認識されているのかもしれません。 (私の仲間である自民清和会の議員は、全員が市議会における議員の「秘密録音」を厳しく非難しています。)
▼市議選選挙公報の虚偽事項記載や、嘘の内容のビラ配布による地元県議中傷事件の送検、そして議長室での「秘密録音」などなど。石井君の講演の「解決策を見出すことが政治の役割、反対だけしている政治家は政治家としての役割を果たしていない。」に辿り着く以前のことで、こんな羽島市議会であることがとても悲しいです。けれど、私もその一員。そして元高校教員。子ども達に胸を張れるような羽島市議会になるよう頑張ります。応援してください。