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▼令和5年4月から岐阜県立学校に研修主事を配置するという新聞記事がありました。
▼学校教育法施行規則改正を受けての措置だと思われます。この規則では、高校に「必ず置く(いわゆる必置規定)」主任主事として、教務主任、学年主任、保健主事、生徒指導主事、進路指導主事が定められています。規則改正でこれらに加えて「置くことができる(できる規定)」主事主任として研修主事が定められました。多くの県立高校では、研修関係は教務主任の担当だったのですが、教務主任から独立させたということになりそうです。
▼県立高校では高校管理規則で、さらに図書主任、学科主任、農場長、特別支援コーディネーター、教科主任、寮務主任、舎監、司書教諭などの役職もあります。また、副校長、主幹教諭という役職もあります。役職が多いので小さな学校では一人二役三役ということもあります。
▼主事主任は、校長や教頭などの管理職ではないので管理職手当は支給されません。しかし、主事主任は、職員間の連絡調整や指導助言などを担当する教諭ということで、1日200円の手当が支給される場合もあります。
▼現実的には、教員不足などで臨時採用の講師が多いことや、本務の教員でも経験や年齢に偏りがある中、これらの役職へバランス良く先生方を配置すること、いわゆる校内人事はなかなかに困難な作業で、校長の腕の見せ所です。もう2月ですので、校長は来年度に向けた校内人事に頭を悩ませていることでしょう。私も、先生方の意見に耳を傾けながら、より良い学校運営を実現できる校内人事を目指して、毎年度苦労しました。