265 議員に懲罰が科される(羽島市議会) (20220930)

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▼2022/9/28に羽島市議会で2人の議員に対する懲罰が議決されました。懲罰の理由は、6月議会に引き続き議員自身に関する自分の為の質問をしたこと、議長の指示に繰り返し従わなかったこと、議事進行を繰り返し妨害したことなど、2人議員の一般質問時の度重なる規則違反です。多少のことは、議論の流れの中であり得ることかもしれませんが、度々繰り返されると、市民に対する議会の信頼を守るために、どこかでけじめをつける必要があります。それが今回のタイミングになりました。
〇〇議員一般質問の動画はこちら (1分30秒~3分20秒の部分)
〇〇議員一般質問の動画はこちら (12分35秒~39分00秒の部分)
▼私の懲罰賛成討論の原稿 ( 懲罰賛成討論原稿はこちら:PDFファイル ) を御覧いただき、私の気持ちを御理解いただけると幸いです。〇〇議員に関する懲罰反対討論は堀隆和議員のみでした。政治姿勢からの行為なのでしょう。採決では懲罰賛成は9人、懲罰反対は4人(堀隆和議員、近藤伸二議員、〇〇議員、花村隆議員)でした。なお、議長、棄権した豊島議員、川柳議員、懲罰対象の〇〇議員、欠席の星野議員の5議員は投票に参加していません。
懲罰に対する各議員の討論の動画はこちら(6分20秒からと37分44秒から)
▼私は、議員自らが定めたルールを議員が守ることは当然ですし、議員が選挙で選出した議長に敬意を払いその議事進行を尊重することは当然だと思っています。しかし、今回の投票行動から見えてくるのは、そうは思ってはいないらしい議員が何人かいるかも、ということです。とは言うものの、最終的には何らかの懲罰を科すことに議場にいる議員全員が賛成し可決されました。
▼議場にいる議員全員の賛成で懲罰を科されたわけですが、2022/9/29の朝日新聞には、〇〇議員は「発言内容を調査せずに懲罰の対象にするのは間違っている。提訴も含めて検討する。」、〇〇議員は「議長と相談のうえ質問しており、戒告はおかしい」と話したという記事が載っていました。
▼なお、戒告と陳謝では陳謝の方が重い懲罰になります。戒告は議長が読み上げる文言を聞いているだけですが、陳謝は議会が定めた陳謝文を全議員に向けて自ら読み上げなければなりません。
▼陳謝に反対し、より軽い戒告に賛成した議員は、なぜか議員定数削減に反対した70歳以上と当選4回以上の議員 ( 251 議会改革第6弾 議員定数削減 へどうぞ ) とほぼ同じだったようです。分かり易い構図とも思えますが、偶然なのかもしれません。

251 議会改革第6弾 議員定数削減
152 羽島市長選挙は松井市長3選