153 岐阜県知事選の争点は何?

2021/1/24は岐阜県知事選の投票日です。江崎禎英氏(56)と古田肇氏(73)の一騎打ちの気配です。両候補とも国と太いパイプを持ちコロナ対策には精通しているので、コロナ関係では大きな政策の差は無さそうです。となると経歴も行政手腕もほとんど同じなので、77歳5期20年となってしまう高齢多選」対「56歳若手の県政刷新という新しい風」が大きな争点になりそうです。
江崎禎英氏と古田肇氏の経歴は非常によく似ています。参考までに、私が知っている範囲のことを下に整理しました。
▼保守分裂、自民党長老支配、政界・産業界のどこそれの団体が推薦などとマスコミが伝えていますが、岐阜県民が未来を託す人物を選ぶのに、そのような政治の上辺のことはあまり関係ないと思います。各候補者の政策、知事としてのリーダーシップが最も重要な情報であり、それらが県民にとって誰に投票するかの判断材料になるべきです。特に未来の岐阜県の姿やポストコロナに関する政策は県民誰もが関心を持っています。マスコミには、政局ばかりではなく、知事を選ぶに当たっての最も本質的な部分に光を当てて調査報道していただきたいものです。
知事退任後どこに生活の本拠を置かれるつもりかも、岐阜県に寄せる想いの強さを表すので大きな関心事ですが、両候補はどのようなお考えなのでしょうか。自宅(本宅)が岐阜と東京のどちらにあるのか、お子様は岐阜と東京のどちらの高校を卒業されたのかなども知りたいところです。(なお、江崎氏のお子様は岐阜県内の県立高校を卒業されました。江崎氏は単身赴任で東京勤務だったそうです。年何回も帰ってきて地元の行事や畑仕事をされていたそうです。)
▼古田知事は16年間も県庁に君臨されていたので、県庁職員や職員OBはその行政手腕やリーダーシップをよく分かっていそうです。また、江崎氏も、岐阜県庁で総合企画部次長や商工労働部長として勤務されていたので、部下だった県庁職員や県内産業関係者にはよく知られています。そのような近くで一緒に働いてきた方々がどのように判断していらっしゃるかとても興味があります
▼参考までに、江崎氏が商工労働部長の時の直属部下と古田知事秘書との両方の経験がある飛騨市長都竹氏の新聞コメントと応援メッセージビデオを掲載しました。都竹飛騨市長がこれほどの意志を表明されることは、相当な背景があるのではと思ったりしています。県職員OBでつくる県職員退職者協議会も、5選を目指す現職古田肇氏の多選を不支持とし、江崎禎英氏のリーダーシップを評価して江崎氏推薦を決定しています。現職の県職員の多くが加入している岐阜県職員組合も江崎氏を支援しているようです。(下の掲載記事参照)
▼私も、古田知事、江崎商工労働部長という時期の県庁勤務がありますので、両候補の行政手腕やリーダーシップの違いはある程度は分かっているつもりです。
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都竹飛騨市長の江崎禎英氏応援ビデオ(YouTube)
江崎氏のコロナ対策に関する講演会の岐阜県職員組合ブログ(2020.11.21)