2020/02/19岐阜新聞朝刊24面の「岐阜の教育が変わる②『考える道徳を追求』」に私の「議論する道徳」の観点についてのコメントが取り上げられました。学校で扱われる「道徳」が話題になることがよくあります。戦前の「修身」との関連で議論されることも多いようです。しかし、学校の先生方は戦後生まれで戦前の教育については伝聞で知るだけです。当然のことですが、学校現場では法的拘束力のある学習指導要領に従って「道徳」の授業が展開されます。私は、まずは、学習指導要領に何が書かれているのか、今の「道徳」は何を目指しているのか、このことを知ることから議論が始まるべきと思っています。そして最も必要なことは、学校で子どもたちの成長に向けて努力している先生方に、学習指導要領に沿った学校教育を実施するために自ら学ぶ時間を与えることだと思います。現在の学校は、授業の研究をする時間も準備する時間もなく、学習指導要領に沿って授業を充実させたくてもできない勤務環境なのです。 ( HP表示回数 13,425 カウント )